オリンピックに続いて開催されたロンドンパラリンピックが12日間の熱戦を終え閉幕しました。日本代表選手団は20競技中17競技に選手135名、役員121名の256名を派遣し、金5個を含む27個のメダルを獲得した前回の北京大会以上の成績を目標に掲げましたが、金5、銀5、銅6の計16個のメダルを獲得するに止まりました。
 スポーツ基本法の制定により、障碍者スポーツの競技力向上に国の予算措置が講じられ、また、五輪選手が使うナショナルトレーニングセンター(NTC)やスポーツ科学センター(JISS)もパラリンピック選手も使えるようになるなど、トップレベルの選手達の練習環境は向上しましたが、全国的に練習場所の確保が難しいなど障碍者スポーツの裾野は広がっていないのが現状です。
「パラリンピック」の名称は、半身の不随(paraplegic)とオリンピック(Olympic)の造語とされていますが、半身不随者以外も参加するようになったため、1985年から、平行(Parallel)とオリンピック(Olympic)の「もう一つのオリンピック」と解釈され、ソウルオリンピック以後、オリンピック開催後に同じ場所でパラリンピックを開催することが義務付けられるようになったようです。
 障碍者スポーツは、障害の種類によってろう・身体・知的・精神の4グループに大きく分けられ、それぞれに個別の歴史や競技の方法が異なることから一括りに論ずることは難しいとしても、スポーツの所管が文部科学省と厚生労働省に分かれ、
施設や支援のありかたに大きな差異があることも事実であり、生涯スポーツへの取り組みは、未だ課題が多く残されていることを感じました。