出雲市無形民俗文化財である一式飾は、その名称の通り陶器や自転車部品、茶器、仏具等を使って歴史上の人物や映画、テレビのワンカットなどを自由な発想で飾る民俗芸術で、寛政5年(1793年)疫病の流行を鎮めるために、平田寺町の表具師である桔梗屋十兵衛が茶器一式で大黒天像を平田天満宮の神幸式に奉納したのが始まりだと言われています。
 今年は古事記編纂1300年を記念して、「神話」をテーマに10の町内会と3つの団体が7月20日からの平田天満宮にあわせて競作しました。「平田一式飾」の幟が立てられた各地域の飾り宿に「國引き」や「イナバの白兎」「国譲り」などの表題がついた一式飾が展示され、審査の結果、南本町町内会の「天の岩戸」が最優秀に選考されました。
今年の飾りは島根県の支援を受けて、雲州平田駅から宇美神社に至る街角に常設展示されるとのことで、本町通りの平田一式飾ほんまち展示館では、過去に制作された秀逸な作品が毎日10時~17時に年間を通じて観覧できます。