7月7,8日、東京・北の丸の日本武道館で、全日本学生剣道選手権大会が行なわれました。7日には、女子選手権に各地方予選を勝ち抜いた88人と、5月に行なわれた世界剣道大会に日本代表として優勝に貢献した法政大の松本、高橋の2名が特別推薦され(松本選手はケガにより棄権)、90名が参加しました。東西対抗試には、北海道、東北、関東、北陸各地方の推薦選手が「東軍」、中部、関西、中国、四国、九州各地方の推薦選手(西軍8将で園山由華(広島文教女大)が出場)が「西軍」に別れ、10人制団体、勝ち抜き戦を行いました。女子選手権は、関西選手権者の小森田渚(大教大)が世界選手権でも活躍した高橋萌子(法政大)を下して優勝し、東西対抗は、一進一退の息詰まる戦いの中で、勝負は東軍・山口(筑波)と西軍・阿久津(立命館)の大将戦に持ち込まれ、阿久津が山口をメンで下し、西軍が勝利しました。8日の男子選手権は、関東選手権者の安藤翔(國士舘大)が決勝で浅井亮(鹿屋体育大)からコテを奪い優勝、東西対抗は東軍が3人を残し圧勝しました。剣道の大学選手権は毎日新聞が主催(全日本学生剣道連盟と共催)している大会ですが、7月8日付紙面に掲載している女子選手権の記事で「東西対抗は東軍が2年ぶりに勝利した」と真逆の誤報をしており、記事整理の姿勢に首を傾げました。