6月29日、島根県議会6月定例会は総務、農水商工、文教厚生、建設環境の4つの常任委員会が開催され、昨日の本会議で付託された議案および陳情、請願の審査が行われました。文教厚生委員会では、教育委員会と健康福祉部および病院局の所管事項について質疑が行われました。主なる質疑では、「特別支援教育について」「学校給食の食材検査について」「県内市町村の国保財政の現状について」「ドクターヘリの運行状況について」などについてあり、ドクターヘリによる転院搬送については復路運航が認められていないことについて「長崎県などで行われているリースによる複数機運航を検討すべき」とする意見がありました。また、平成25年4月から新規の生徒募集を停止する大社高校佐田分校について「生徒のモチベーションが維持できるよう教職員の配置や施設の適切な維持に最大限の配慮をされたい」とする意見がありました。請願の審査では「雲南地域に養護学校高等部を設置されたい」とする請願について、平成24年4月1日現在で雲南地域の特別支援学校高等部在籍生徒数は70余名となっていることから、平成25年度において何らかの対応が必要とし、『趣旨採択』とされました。