5月28日、平田商工会議所で開催された平田青色申告会の研修会で、NPO法人出雲学研究所理事長である藤岡大拙先生の「神話の国・出雲」と題する講演がありました。古事記編纂1300年をテーマに藤岡先生の講座は数多く開催されており、この日は出雲風土記にある「国引き神話」と「楯縫郡、出雲郡の地名神話」について話されました。島根半島の成立に関わる風土記の記述は「ドラマチックな国づくりの叙事詩」とし、また、風土記に出てくる「佐香郷」「沼田郷」「神名樋山」「宇賀郷」など地名の由来について解説されました。そのなかで「地名はその由来から、例えば宇賀は『うか』と発音すべきところを『うが』としたり、八軒屋は『はちけんや』とすべきところを『はっけんや』などとしているのは残念」「古くからの遺跡周辺にコンクリートの施設がつくられるなど、景観の価値観が変質しているのは悲しい」など、古くからの営みが続いている地域が直面している問題点についても言及されました。