出雲大社の例大祭「大祭礼」が始まりました。5月14日は天皇陛下のご名代となる勅使をお迎えし、「勅祭」が執り行われました。ご本殿の御扉が開かれると、三宝に盛られた沢山の海・川・山・野の神饌が神前に運ばれ、出雲国造の千家尊祐宮司が祝詞をを奏上、天皇陛下よりの御幣物が勅使から國造へと伝達され、勅使様から御祭文が奏上されました。仮本殿前のテントには大遷宮奉賛会の奥田碩トヨタ自動車会長や青木幹雄前参議院議員、溝口善兵衛島根県知事をはじめ各界の代表や全国各地の分祀、教会、講社などの代表者が参席し、玉串奉奠を行い、神徳に感謝を捧げました。五月晴れの下、広い境内にはたくさんの参詣者が集まり、本殿を被っている解体中の仮屋根越しに、葺き替えを終えた屋根やきれいに塗られた千木が垣間見える雄姿に携帯のシャッターを向けていました。出雲大社の大祭礼は3日間で、15日には二之祭、16日には三之祭、出雲屋敷感謝祭などが行われます。