3月20日、出雲市役所くにびきホールで、出雲市出身の女流棋士で、女流名人位、倉敷藤花、女流王将の女流三冠タイトル保持者、里見香奈さんの後援会発足式が開催され、関係者150名が集まりました。後援会の会長には準備会の代表を務めた出雲国造で大社高校いなさ会代表の北島建孝さんを選出し、「静かに・心からの声援を送る」などとする会則を了承しました。また、JAいずも(米原稔代表理事組合長)から「当面の運営費に充てられたい」として、後援会に150万円が寄託されました。里見女流三冠は「故郷のたくさんの皆さんの応援は私の力の源泉。奨励会の厳しさを実感する毎日は辛いこともあるが、皆さんの声援を背に今後も一生懸命精進します」と力強く挨拶しました。事務局によると、現在、個人270余名、法人8団体の後援会の加入申し込みがあるとのことで、名誉会長に就任した長岡秀人出雲市長は「米長将棋連盟会長は『女性で奨励会の関門を突破するとすれば里見だろう』と述べられた。毎年、里見3冠のタイトル戦が出雲市で開催できるよう期待すると同時に、さらなる飛躍を市民の皆さんと一緒に見守って行きたい」と述べました。式典終了後の交流会は同門の将棋愛好者や近隣、同窓生などが顔を揃え、里見さんと記念撮影するなど和やかに進みました。