3月18日、出雲市内のホテルで、このほど恒松克巳先生(歯科恒松医院院長・歯学博士)がモンゴルのウランバードルにある国立健康科学大学の名誉教授に就任され、講座が開設されたことに伴い、「恒松先生の名誉教授就任祝賀会」(世話人;仲佐島根県歯科医師会長)が盛大に開催されました。恒松先生は、モンゴルには歯磨きの習慣が無いと知り、平田ロータリークラブの国際貢献活動の一環として、モンゴルの子どもたちに歯ブラシを贈ったことを契機に、坪田愛華さんの「地球のひみつ」のモンゴル語訳絵本1万冊を贈るなど日蒙の友好親善に努力されています。モンゴルは、近年、世界有数の豊富な鉱物資源により、急速な経済発展が続いているとのことで、恒松先生は「社会様式とりわけ食生活などの変化と衛生・医療サービスなど社会制度には時間差が生じる。歯科衛生はまさにその典型で、3~40年前までは日本の子供たちの90%はムシ歯だったが、現在は数%に過ぎない。モンゴル政府が歯磨き普及の必要性を日本に学ぼうとしたことが、自分をこの職に就任せしめたのだろう」と述べ、モンゴルの歯磨き普及運動への貢献に意欲を示されました。