3月11日、出雲市の美談コミュニテイセンターでみだみ営農組合の特定農業法人設立祝賀会が開催されました。美談地区は、現在、県営土地改良事業が施工中ですが、農地面積約62㌶。地権者130余名の営農組合への農地集積率が100%で、水稲のほか多様な作物の生産圃場と生産体制が整ったかたちとなっています。主催者挨拶に立った永瀬勇一代表理事組合長は「平成14年に地域の有志で研究会を立ち上げてから10余年。紆余曲折はあったが、ようやく土地改良事業が進み、また、受託率100%の集落営農組織を法人化するところまでたどり着いた。今後も、関係行政や農協などの支援を得て、地域の皆さんと一緒に、『地域を守り、後の世代にしっかりと受け継いでもらうべく協力して進んで行きたい。」と挨拶しました。高齢化や価格の下落、TPPなど、厳しい農業情勢下ですが、みだみの関係者によると、今後、しいたけ生産や青ねぎなどの施設経営の意向もあるとのことで、今後の展開に期待したいと思います。