1月3日、出雲大社で、福を招く神様の名前を織り込んだ幟旗を奉納して、新年の幸せを祈る「吉兆さん」が行われました。「吉兆さん」は、大社町の伝統行事で、新しい年の「吉となる兆し」を願うことからその名が付いたと言われています。今年は町内の13地区が参加し、鬼の面をつけた厄年の男性扮する「番内さん」を先頭に、揃いの法被姿の面々が幟旗を携えて、笛や太鼓のお囃子とともに本殿前まで練り歩きました。幟旗は、高いものは10メートルもあり、福を招く神様、「歳徳神」の文字の刺繍が施されています。出雲大社ではおよそ60年に1度の本殿の改修が続いているため「御仮殿」の前で幟旗を立て、大社神謡と呼ばれる祝いの歌などとともに1年の家内安全や五穀豊穣が祈念されました。みぞれ混じりの雨模様ではありましたが、10万人を超える初詣客が見守る中で進められた伝統行事に、年の始まりを実感するとともに門前町ならではの良き習俗の継承を嬉しく思いました