民主党政権になって韓国からの輸入検疫が甘くなり、韓国産キムチが本年6月から向こう3年間、韓国側の輸出検疫が免除され、さらに、養殖ヒラメや馬肉も検疫免除となりました。
韓国では現在でも駆虫薬が常用されていますが、その理由は、白菜やキムチには寄生虫や寄生虫の卵が付着しているからだと言われており、赤痢が法定伝染病に指定されていないなど、日本とは衛生思想に大きな相違があります。厚生労働省の専門部会では、韓国産の養殖ヒラメと馬肉から、食中毒のような症状を起こす可能性のある寄生虫が発見されたことが報告されています。その内容は、平成21年6月~今年3月までに、食後数時間で嘔吐(おうと)を数回繰り返したり、下痢になったりした後に回復するという原因不明の症状を訴える例が198例発生し、このうち135例でヒラメの刺し身を、33例で馬刺しを食べていたことが確認され、調査の結果、養殖ヒラメから「クドア・セプテンプンクタータ」、馬肉からは「ザルコシスティス・フェアリー」という寄生虫を発見したというものでした。これまで日本産の養殖ヒラメや馬肉には食中毒の原因となる寄生虫がおらず、刺身など生食が当然視されてきましたが、外国産については冷凍処理などの寄生虫対策を講じないと危険とする部会報告が、ほとんど顧慮されないまま検疫免除されたことは大きな問題です。また、なぜか、こうした事実がほとんど報道されず、注意喚起もされていないことに大きな違和感を覚えます。
さらに、極めて残念な事象は、島根県大田市で韓国産の養殖ヒラメの寄生虫が原因で多数の食中毒患者が発生したことであり、島根県内屈指の沿岸底曳船団の基地で、天然ヒラメが豊富に水揚げされる地域の宿泊施設で、韓国産の養殖ヒラメが提供されていたことに驚きを禁じ得ません。「観光しまね」の受けたダメージは計り知れないほど大きいものがあり、改めて足下を見つめ直す必要性があることを感じました。