10月13日、京都市の西本願寺御影堂で執り行われた浄土真宗の開祖親鸞聖人の750回大遠忌法要に参加しました。法要に先立ち、橘正信宗務総長が「東日本大震災で被災された皆さんに思いをいたし、『世のなか安穏なれ 仏法ひろまれ』と願って、生きる道を示した宗祖親鸞聖人の750回忌のご縁をいただきましょう」と述べました。御影堂には、300人もの法中、楽師が内陣に詰め、3000人を超える門徒が堂内に参席した中で執り行われた宗祖讃仰作法による音楽法要は、光淳新門が導師を務め、即如ご門主の宗祖ご消息拝読で開始・終了しました。参席者一同の正信念仏偈と和讃の合唱が広いお堂にこだます様は清々しく荘厳でした。法要終了後、光淳新門は「50年に1度の大遠忌のご縁を大切にし、自らを見つめ直す機会としてほしいと願っています。」と述べ、即如門主は「社会の争いの原因は人間の自己中心性にあります。東日本の震災は、人間が自然の前にはいかに非力であり、物欲をほしいままにする愚かさを私たちに気づかせる機会となりました。大遠忌のご縁をともにいただき、心豊かに生きることの大切さと感謝というお念仏の意味を改めてかみしめましょう。」とお言葉を述べました。