10月2日、出雲市のくにびき中央通りで、陸上自衛隊出雲駐屯地開庁58周年記念式典・パレードが行われました。観閲官の出雲駐屯地司令岡本宗典2等陸佐は「本年、自衛隊は年末年始の豪雪、東日本大震災、台風12,15号の襲来など災害支援の第一線で活動する機会が多いが、内外情勢は予断を許さず、われわれの任務である国民の安全、生命、財産を守るという使命を果たすため、さらに訓練精度を上げ、皆さまのご期待に応える所存である。」と式辞を述べました。出雲地区防衛協力会の代表である長岡秀人出雲市長は「いまほど国民が自衛隊に対し敬意と感謝を感じている時はない。私たちの平穏な生活は、まさに皆さんの日頃の鍛錬による力量によって実現しているのであり、今後も変わらぬ活躍を期待する。」と述べ、大國島根県危機管理監は「日本の平和と国民の安全に大きく貢献いただいている自衛隊の活躍に心から感謝している」との溝口知事のメッセージを伝達しました。式典終了後には、自衛隊音楽隊の演奏にあわせて、第13旅団第13偵察隊など出雲駐屯地の隊員が装備車両による市中パレードを行い、勇姿を披露しました。秋空の下、沿道にはたくさんの市民が出かけ、あちこちから「震災の対応ご苦労様でした」「本当にありがとう」などの声が自衛隊員の皆さんにかけられていました。