島根県は国の『待機児童解消先取りプロジェクト』に呼応し、待機児童を解消するために、児童福祉法に定める児童福祉施設最低基準を満たす認可外保育施設の運営費を助成する市町村に対し、助成額の2/3を補助交付する認可外保育施設運営支援事業を創設しました。
 『待機児童解消先取りプロジェクト』は、平成23年度において待機児童ゼロに先進的に取り組むモデル自治体を対象に実施し、平成24年度から待機児童のいるすべての自治体で事業実施するとされています。
 その主な内容は、①既存の制度に縛られない「多様で柔軟な保育サービス」の確保②「場所」の確保③「人材」の確保を基本コンセプトに「待機児童の解消」「雇用の拡大」「所得の増加」を図るとしています。
 具体的には、保育所の整備や土地の借上げに対する支援、施設が不足する地域の保育ママによる居宅保育の実施、認可外保育所への支援、潜在的な保育人材の掘り起こしなどがあり、島根県では出雲市で保育事業を実施している出雲南保育園、ひらた乳児保育園、大社こどもランド保育園を対象施設とした支援事業が実施されることとなり、9月定例島根県議会に所要経費5565千円が計上され、付議されることとなりました。