出雲市平田町の木綿街道振興会が、優秀団体として、平成22年12月21日、東京都千代田区のグランドアーク半蔵門で行われた平成22年度地域づくり総務大臣表彰をうけました。出雲市平田町の片原町・新町界隈を木綿街道と名付け、町並み保存や路地の美化、にぎわい創出のためのイベントなど、かつて木綿の集散地として栄えた平田の往事を学び、住む人たちに自信と誇りを持ってほしいという取り組みが始まって十余年が経過しました。関係者の皆さんの地道な活動は、平田市(出雲市)や地元経済団体などの支援もありますが、着実に声価が高まっているように思います。木綿街道が「営みの歴史が実感できる地域」として名実ともに地域を代表する町並みとなるためにはいま少し時間が必要だと考えますが、定期的なイベントが定着し、人出は飛躍的に増加しているように感じます。小生はこの取り組みに「温故知新」を覚え、島根県が進める神話のふるさと事業とおなじコンセプトを感じます。わたしたちの足許にある普段の生活が「価値」であるということを多くの人に気がついてほしいと思います。木綿街道の今度のイベントは、5月28日、29日に開催されます。