5月16日付けで神々の国しまね実行委員会から『「神々の国しまね」プロジェクト・キックオフ講演会の開催について』という案内文書が送られてきました。内容は、平成24年からの古事記編纂1300年などの大型観光プロジェクト推進のため、中央から講師を招聘し、講演会を開催するするというものですが、開催日時が島根県旅館ホテル生活衛生同業組合の総会・研修会と全く重複していました。受講者の対象は、観光・商工関係者、県・市町村職員、市町村観光協会、ボランティア、地域づくり活動実践者、公民館活動関係者、田舎ツーリズム実践者など300人とされていますから、必ずしも旅館やホテルの関係者の出席は重要視されないのかも知れません。しかし、『キックオフ』と言うのであれば、とりわけ、島根県が最重点プロジェクトの1つとして取り組む事業の皮切りですから、開催日時の設定に「一人でも多くの関係者に集まってほしい」という意識がまず必要だと思います。溝口県知事が提唱する「神々の国しまね事業」は、歴史や文化を含めた営みそのものが価値であり、県内に「今在る」資源をツールにした地域おこしや産業振興を図るというもので、事業を通じて、県民に自信と誇りを醸成する機会にしたいとするものです。明らかに「関係者が集まることができない日」での会議設定は、担当者間の事業に対する認識や調整不足が露呈しており、「見切り発車」につながる仕儀に、事業の先行きに危うさを感じずにはおられません。