9月23日は「秋分の日」であると同時にお彼岸の中日でもあります。出雲市の西田地区では、毎年、社会福祉協議会(加納節夫会長)の主催により、旧西田村出身戦没者85名の追悼・慰霊祭典が執り行われます。平成22度の戦没者慰霊祭は、地区内の3代宮家の出仕により、神式で行われました。加納会長は祭文奏上で、「大戦後65年が経過し、戦争を知らない世代が大多数となる社会となった。いま私たちが豊かな生活を営むことができるのは、戦陣に散った英霊各位の尊い犠牲の上にあることを意識することこそ、毎年の慰霊行事の意義である」と述べました。遺族を代表して佐伯哲良さんが「英霊顕彰は国民のつとめであり、総理大臣の靖国神社参拝を求める。平和と繁栄は、尊い犠牲によって得られているということを世論喚起する必要性を感じる」と挨拶しました。敗戦後の復興を支えた世代の皆さんは「戦陣に散華した肉親や友人の分まで」という意識をお持ちですが、それこそ「命がけ」という形容があたると感じました。親が子供を守るがごとく、国家・国民を守るために一身を捧げるという当たり前の意識を日本社会は失いつつありますが、それこそが先人たちが伝えてきた「誇り」なのだと思います。