9月10日、島根県議会の隠岐振興議員懇話会(細田重雄会長)の意見交換会が隠岐の島町で開催され、隠岐の島町振興議員連盟の町会議員などと意見交換しました。来賓として出席した松田和久隠岐の島町長は「公共事業費の大幅削減によって隠岐地域の活力は低下している。現状で、移動に大きなコストを要する離島のハンデは大きく、航路に対する政策支援を検討してほしい」と述べました。出席者からは離島振興にかかる公共事業費がピーク時となる平成11年の400億円から平成22年度には70億円まで減少している実態や年間の交流人口も13万人余の観光産業の現状、隠岐病院・隠岐島前病院の医師確保の状況、隠岐航路の高速船レインボーの後継船の検討状況、世界ジオパーク登録への展開、韓国の竹島実効支配強化の状況などについて問題提起があり、活発な意見交換が行われました。細田重雄会長は「多くの課題が一朝一夕に解決できる問題ではないが、国や関係機関に対しねばり強く働きかけを行って解決に向けた努力を行いたい」と述べました。