自民党青年局の訪台団海外研修3日目の8月31日は、台風6,7,8号の影響で昨日から大荒れの天候でしたが、台北・松山空港発の復興便は若干遅延したもののほぼ予定通りのフライトで、中国・廈門のすぐ近くに台湾が占領統治する金門島を訪問し、張慶翔軍司令官(中将)を表敬しました。金門島は面積約150平方㎞で(ちょうど小豆島ぐらい)周辺4つの島からなる1995年に台湾で6番目の国立公園に指定されています。風光明媚な地域ですが、1954年8月23日の戦役など中国共産党と中国国民党の激しい戦闘のあった地域であり、台湾にとって馬祖島とともに台湾海峡における防衛前線基地となっています。防衛軍司令部で行われたレセプションで張司令官は「孤島の防衛には旧日本軍の硫黄島の戦いを指揮した栗林忠道大将を範とすべきと心がけている」と述べました。また、夕刻、台北の外交部に揚進添外交部長(外務大臣)を表敬し、夕食会が開催されました。揚部長は「台湾にとって日本は隣国であると同時に一番大切なパートナーであり、友好関係を維持・発展させることが両国の利益に叶うことだ」と述べました。