島根県農林水産部は、宮崎県での口蹄疫発生に伴う家畜の移動制限・搬出制限によって、南九州の家畜市場が閉鎖され、制限解除後に大量の肥育用子牛が市場出荷されることが予想されることから、島根市場の子牛価格が急落・低迷するおそれがあり、購買者の確保と島根県産子牛の評価を維持・増進をはかる観点から、「肉用子牛市場価格緊急安定化対策事業」を専決実施するとしました。主な内容は、8月19日の市場から基準価格(♂32~38万円、♀26~30万円)以上で子牛を購入した購買者に対し、導入推進費として1頭あたり20000円を交付するもので、6ヶ月間で概ね1500頭余を見込んでいます。口蹄疫発生後の県産子牛価格は上昇傾向にありましたが、現在、南九州地区には5万頭もの子牛が滞留しており、国が子牛市場の毎日開催と1頭あたり2500円の運賃助成を決定したことから、肉用子牛の購買者がほとんどを南九州で調達することが危惧され、すでに、鳥取県では購買者へ奨励金を、広島県では価格下落の差額を農家へ補填するなどの対策が講じられていることから、島根県も何らかの対応が求められていました。