島根県議会自民党議員連盟の中山間地域対策議員連盟(上代義郎会長)は、中山間地域対策の事例研究を行うため、8月2日から8月4日まで県外調査を計画、8月2日は京都府庁で京都府が進める「里力再生アクションプラン」の中核となっている『ともにはぐくむ「命の里」事業』や『「里の仕事人」の活動』などについて説明を受け、意見交換しました。京都府の日本海側となる丹後半島地域は、人口減少と高齢化(高齢化率;30~80%)の進行により、地域の人たちによる農山村の機能・価値の持続的な維持が困難となり、地域の崩壊、消滅が危惧される状況となったことから、丹後地域の8地区54集落を対象にした「里の仕事人」を配置して課題解決を図っているとのことで、集落維持の人材づくりと基盤づくりを進めるため、ハード、ソフト両面の対策について説明がありました。参加者からは「農地や山林の耕作や管理を放棄した不在地主対策」や「府と市町の連携、部局横断となる案件に対する対応状況」などについて、島根県の事例と対比させながら意見交換が行われました。