国際資本市場ストラテジストの園山英明さんと意見交換しました。園山さんは1928年生まれで、大蔵省、国内証券会社を経て、1997年からシンクタンク藤原事務所の顧問として、内外の資本市場に関する構造分析の専門家として活躍されています。「日本はきわめて危険な状況にあるよ。日本の国債を外国に持たれた途端、急激な円安とインフレで経済破綻に向かうおそれが強い。その刻限は間近に迫っており、脳天気な国会の議論を聞いていると、10年持たないのではないかとさえ思う。」と、海外巨大資本の投資手法などについて話されました。また、「中国はね、20年も前から、毎年、トップエリートの50人に世界戦略の研究をさせている。それは、経済、文化、軍事、科学技術などあらゆる分野におよんでいる。このままでは、日本がアメリカから中国に支配される日は近いよ。」と中国の世界戦略について述べられました。園山さんは横浜在住で、小生の母と従兄弟にあたり、「RAILWAYS」を観て、家族と島根県へ旅行を思い立ったとのことで、墓参をかねて拙宅を訪問してくださいました。くしくも、8月1日の中央新報に『中国が1兆円を超える日本国債を取得』との記事があり、ゾッとしました。


*ストラテジスト アナリストは個別株やセクターなどの調査・分析を行い投資判断を示す専門家だが、ストラテジストは、そうしたアナリストの予想などを使いながら、経済環境や相場環境などから全体的な相場の流れやトレンドを考えて、投資戦略全般について考え方やアイデアを提示する専門家。証券関係の専門家には、その他、経済情勢一般を分析するエコノミストといわれる職種もある。