7月15日、島根県民会館で第46回献血運動推進全国大会が開催され、全国各地から1500名が参加しました。皇太子殿下をお迎えしての大会には、日本赤十字社の近衛忠煇社長をはじめ厚生労働省や島根県知事など関係者が挨拶しました。主催者として挨拶した近衛社長は「平成21年はのべ630万人が献血し、105万人の患者に輸血した。若年世代の献血人口が低下しており、相互扶助の精神を徹底し、献血運動の灯を拡げよう」と挨拶しました。式典では、全日本ロータス同友会など2団体と湯浅晋治順天堂大学名誉教授が昭和天皇記念賞を、平田ロータリークラブなど4519件が日赤金色有功章を、出雲市立神戸川小学校PTAなど7477件が日赤銀色有功章を受賞し、代表が皇太子殿下から表彰されました。また、(株)山陰合同銀行など90件および島根中井工業(株)など321件に厚生労働大臣から表彰、感謝状を、(株)エイテック中国支社など15件に島根県知事から感謝状がそれぞれ贈呈されました。皇太子殿下は「献血運動は住民相互の助け合いであり、世代を越えて推進されることを願っている」とお言葉を述べられました。体験発表では、急性骨髄性白血病を克服した松本真由さんが「多くの人の善意で私は生かされている」と述べ、成相伸次郎さんは「献血推進運動への参加は輸血を受けた自分の恩返し」などと述べました。大会は松江北高校合唱部により香淳皇后の「献血のうた」が披露され、島根大学献血サークルの土井部長が誓いの言葉を述べて盛会裏に閉会しました。