報道によると、5月18日の自民党本部役員会で、河野太郎衆議院議員は「青木幹雄参議院議員は息子に譲るためにワザと倒れたのではないか。候補者は公募すべきだった。」などと発言し、後に、撤回したようです。河野議員は、園田博之衆議院議員(当時、幹事長代理)が与謝野馨衆議院議員とともに離党したため、後任の幹事長代理に指名され、党の要職に就任したわけですが、自分のポジションが全く分かっていません。一議員として勝手気ままに自分の見解を述べていた時と、要職にある時のコメントは全く重みが違うもので、最高幹部であればその発言の一つひとつが党の見解と受け取られても致し方ありません。青木幹雄参議院議員は、5月13日、雲南市での集会中に体調不良に陥り、衆人環視のなか、しかも、テレビの同行取材中のことであり、「もはやこれまで」との判断を下されたと聞いています。後継候補の選考は、党本部の指示を仰いだ上で、県連規約に則り、選挙対策委員会を設置し、公募や透明性、説明責任などについて議論した結果、時間的な制約から「全支部組織からの意見聴取」という方法を取ったものであり、日程、議論の経過など、できる限りオープンにし、党員への報告などにも配慮を行いました。これら全ての手続きが終了してからの河野太郎幹事長代理の無責任発言は、自民党島根県連を冒涜するもので、とても看過できるものではありません。政権を離れた自民党を支えているのは紛れもなく地方組織であり、自民党のコア・コンビタンスを弁えない幹部には指導者としての資格はありません。