1月28日、第17回しまね景観賞の表彰式が行われました。島根県では、平成3年に「ふるさと島根の景観づくり条例」を制定し、優れた自然や伝統文化を生かし、生活と文化の豊かさを実感できる地域の景観づくりに特に貢献したものを表彰しており、今年は、出雲市唐川町で「お茶の里唐川館」を運営し、地域の伝統資源である緑茶栽培と地域コミュニティの融合を実践している唐川親交会(荒木実会長)がグランプリの大賞を受賞し、松江市島根町加賀の公共施設群、隠岐の島町佐々木家住宅、松江水燈路が優秀賞、 羽須美の棚田(上田・平佐)など6件が奨励賞に選定されました。出雲市唐川町は天台宗の古刹である鰐淵寺に隣接する地域で、古くから唐川茶の産地として知られています。平成初年から有志が唐川親交会を組織し、地域おこしの一環として「お茶まつり」などのイベントや外人留学生の民泊などを実践しており、現在まで、地域コミュニティの維持が図られていることが、山村の美しい景観を存続させている要因として高い評価を受けたと考えられます。なお、第17回しまね景観賞受賞物件の写真パネル展が、2月15日(月)から2月26日まで 松江市役所1階玄関ロビー、3月2日(火)から3月19日(金)まで島根県立図書館2階回廊で開催される予定です。


園山繁の活動日誌