1月27日、出雲市商工会館大ホールで出雲地区経営者団体協議会平成22年新春賀会が開催され、出雲、平田の商工会議所と出雲、斐川、飯南の商工会の役員など130人が参加しました。江田小鷹出雲商工会議所会頭は「厳しい経済環境だが、恒例の古瀬頭取の講演に危機克服のヒントを得たい。」と述べ、山陰合同銀行の古瀬誠頭取は講演で「バブル崩壊で日本経済は大きな痛手を被ったが、主たる影響は金融・証券・不動産の分野に限定された。GDPは常にプラスを維持し、実質的には経済成長を続けてきたから、雇用や所得水準がキープされてきた。株や土地など資産価値の下落累計は1500兆円にも上るが、おおよそ20年間での国と地方の債務発行累計を500兆円弱に収斂させている。これは、政府の見事なまでの経済運営の成果であると言っても過言ではない。国債などの金利を極めて低い水準に安定させているのは、国民の高い貯蓄率が背景にあるものの、公的債券の国内消化(国債・地方債の93%を国内投資家で保有)が主因である。国際的にも非常に高い社会インフラの維持・存続を実現させているのは、行政に対する国民の高い信頼があるからであり、国家の体制や将来が不安だからではない。エコノミストの多くは、過去から続けられてきた行財政運営を評価しているが、政治家やマスメディアは全くそこが分かっていない。」とし、さらに、「山陰経済は高齢者の年金収入が世帯総収入の1/6を占め、しかも、極めて貯蓄性向が高い。シルバー市場こそ最大の潜在力があり、ITを活用して高齢者の消費志向を高めてほしい。2、3年はデフレ傾向による経済の低迷が続くだろうが、ごうぎんは徹底して、頑張る皆さんを支える。」と述べました。講演が終わると、小川峰夫出雲商工会会長の音頭で乾杯し、和やかに懇親会が行われました。