11月8日、出雲市にある学校法人水谷学園出雲北陵中学・高等学校の創立100周年記念式典が挙行され、生徒、来賓、学校関係者など約1000人が参列しました。組曲「頌歌 天地のるつぼ 出雲讃歌」の混声合唱で始まった式典では、ちょうど100年前の明治42年11月8日、水谷キワ初代校長が今市裁縫女学校の創立時に購入したとされる足踏み式のオルガンが復元修理され、音楽コースの生徒によって「もみじ」など2曲が演奏されました。水谷勲理事長は「国際色あふれ、緑豊かで文武両道を旨とする出雲北陵中学・高等学校は、本県私学のリーダーたる気概をもって、新しい歴史を創るべく前進したい。」と式辞を述べました。藤原義光県教委教育長、長岡秀人出雲市長に続いて、姉妹校であるオーストラリアロッキンガムS.H.S.校長Kerry Chipchase女史が「14年間の交換留学を通じた交流に感謝し、今後さらに充実させましょう。」と祝辞を述べ、教育環境の進展に貢献した片寄哲夫氏など5人に感謝状が贈呈されました。式典終了後は、吹奏楽部・合唱部による記念演奏会が開催され、中庭には茶席が設置されるなど、1世紀の歴史とともに「柔しく剛く」を校訓とする学園の落ち着いた雰囲気が感じられました。


園山繁の活動日誌