7月16日、河下・布勢灘海水浴場開きが開催され、安全祈願祭が行われました。河下・布勢灘海水浴場は、明治初年に海軍省から地元有志が浜地使用権を借り上げ、「海浴場」として開設したもので、県内でも長い歴史がある海水浴場です。遠浅で、水質も良いのですが、昭和40年代後半からの道路や港湾整備などによって海岸の形状が大きく変化し、玉砂利の海岸はまさに砂浜となりました。平成9年の土石流によって大量の土砂が堆積したため、ここ数年は、風雨や波浪による湾内の濁りが懸念されていましたが、河川や上流部の砂防工事によって土砂流出がなくなりました。近年、海水浴客はシーズンで10000人程度ですが、出雲市によってシャワーなどが設置され、夏休みを迎えて子ども達の元気な声が聞かれそうです。