平成21年度の出雲広域圏拠点港整備促進期成同盟会(会長;長岡秀人出雲市長)総会が出雲市商工会館で開催されました。これは出雲広域圏の拠点港とされる河下港の整備、利用促進を目的として、出雲圏域と隣接する大田、雲南圏域の行政、議会と経済団体うなどで構成するもので、島根県や政府関係機関への要望活動や全国の特定地域振興重要港湾設置市町村などとの交流、調査研究などを行っています。河下港は先年、水深7.5㍍の5000㌧防災岸壁が完成し、現在は静穏度確保に向けた北防波堤の計画が進展しつつあります。昨年度までは、風力発電施設の資材搬入や島根原子力発電所の大型ブロック搬出などによって港湾利用が大幅に伸長していましたが、景気後退などにより荷役は大幅減とかっており、出席者からは「整備と利用促進、利用権調整を一体化させる取り組みが必要であり、浜田港や境港のように県、市、経済団体が一体となった『河下港振興会(仮称)』の設立を検討すべきだ」といった意見がありました。