明日から、政府による家電製品のエコポイント還元が開始されます。政府は補正予算の国会成立を条件として、平成21年5月15日以降の購入に関して、統一省エネラベル4☆以上の「エアコン」、「冷蔵庫」、「地上デジタル放送対応テレビ」について性能や容量に応じて、3000から36000エコポイント(買い替えリサイクルは付加ポイント3000)を全国統一商品券や省エネ製品、地域振興に資する商品などと1ポイント1円の換算率で交換する制度をスタートさせます。5月14日に小生がロータリークラブの例会に出かけた際、「エコポイントは家庭用、事業用どちらにも適用されるのか」と問われ、県庁の商工関係部課に問い合わせたところ、「エコ関係は環境生活関係部課」と回送され、同部課では「エコポイントは国の制度で、県は関知しておらず、詳細は不明。」と応対されました。国は消費喚起と二酸化炭素削減の観点からエコポイント制度の導入を決め、制度設計と予算措置を並行させており、「地域振興に資する商品と交換できる」とすれば県産木材などに代表されるエコ産品の掘り起こしに千載一遇のチャンスなのですが、馬耳東風、そういう雰囲気は微塵もありませんでした。溝口県政3年目、依然として県勢振興の道筋は不明で、人口減少も加速しているように見えます。せめて、県職員には国の施策を先取りするくらいの気概を見せてもらいたいと思います。