4月26日午前11時から斐伊川放水路分流堰の起工式が開催され、関係者約150名が参列しました。あいにくの暴風雨のため、式典会場が出雲市大津町地先の現地から塩冶町の出雲市民会館に変更されるといハプニングもありました。式辞で藤田武彦国土交通省中国整備局長は「平成のオロチ退治の第2幕もこの事業でいよいよフィナーレとなり、洪水時に毎秒2000㌧の分流で斐伊川の治水能力は格段に向上する」と述べました。来賓挨拶で青木幹雄参議院議員は「大社湾の漁業者は、あえてトモ島の漁場喪失のリスクを冒してまで治水事業に協力した事実に思いを致してほしい」と述べました。平成23年度末に完成する予定の斐伊川放水路は、昭和50年度に計画着手され、437戸の住居移転と330㌶余の土地を収用する大事業で、斐伊川の最大毎秒4500㌧の洪水のうち2000㌧を神戸川に分水する予定です。


園山繁の活動日誌