島根県は平成20年度の中小企業向け島根県制度融資(20種)の貸出実績が756億円と、過去最高となったことを明らかにしました。これは、昨秋、緊急経済対策として資金繰り支援が制度化されたことに伴う支援資金の申込が急増したためで、島根県信用保証協会の平成20年度信用保証引受残高も2000億円を超えました。ただ、地域経済の低迷は建設業に象徴されるように逐年深刻となっており、企業の経営破綻の増大によって島根県が財政負担すべき代位弁済額は、平成19年度1,014,000千円、平成20年度1,264,000千円となりました。世界経済の減速により今後もこうした傾向は続くと思われますが、県内の活力維持には、企業の事業活動を継続させ、雇用を守ることが不可欠であり、ある程度財政資金を投入して、資金繰り支援を強化することはやむを得ないと思います。


園山繁の活動日誌