12月15日、松江市内のホテルで中小企業活力強化島根大会が開催され、県内の商工4団体の代表約200名が出席しました。主催者として挨拶した島根県商工会議所連合会の丸磐根会頭は「米国の金融不安に端を発した世界不況は県内の産業に大きな影響を及ぼしており、制度金融の円滑化など行政の的確かつ機動的な対処をお願いしたい」と述べました。来賓として出席した溝口知事は「現下の急激な経済の落ち込みは1929年の世界恐慌を彷彿させるもので、島根県は政府の経済対策に即応した対処を行う」と挨拶しました。続いて、商工4団体の代表から県内経済の現状報告が行われ、島根県、島根県議会および島根県選出国会議員に「中小企業支援の拡充強化に関する要望書」が手渡されました。ただ、厳しい内容の主催者代表挨拶とは裏腹に、会場前列はほとんど空席で、厳しい現状に対する行政対応を求める集会としての熱気は極めて低いもので、政治に対する期待感が冷えていることを感じました。