出雲市平田町の木綿街道交流館で開館3周年記念式典と「縁の木ゾーン」除幕式が開催されました。妻入り土蔵造りと呼ばれる商家の家並みは江戸、明治期に水運で栄えた平田地域の象徴で、新町、片原町に残る文化遺産です。医家の長崎家旧宅を改修した交流館は合併前の平田市時代に整備され、出雲市になってからオープンした建物で、隣家の本陣宿である旧家、本石橋邸とともに通りの象徴となっています。先年まで営業されていた酒蔵の酒石橋邸が近く出雲市によって取得見込みとのことで、家並みの保存が進みそうです。平田舟の発着場には樹齢300年を超えると推定されるエノキとタブの木があり、周辺が「縁の木ゾーン」として整備されました。通りにはたくさんのお店や屋台が並び、秋日和のなか賑わいを見せていました。