7月30日、板門店を視察・見学に行ってきました。板門店は、1950年6月に勃発し、3年間続いた朝鮮戦争で、1953年7月27日の停戦協定に伴う和平の舞台となり、今もって朝鮮半島の紛争状況を象徴するところです。東西の冷戦終結後も依然として、38度線を境に、北朝鮮と韓国に南北分断されている現実を目の当たりにすると、自らの平和ボケを自覚します。竹島問題で日韓に意見の相違があるとは言え、日本国内には武力衝突を予想・懸念する声はほとんどありません。しかし、北朝鮮との戦争状態が継続し、徴兵制を執っている隣国・韓国の政権運営(事情)や緊張状況に対するマスコミや国民の敏感反応、ナショナリズムが沸騰しやすい国情などを理解するためには、板門店は格好の場所だと思います。