過去5年間に福島競馬場で行われた障害未勝利戦80レースについて、
勝利馬のプロフィールを調べました。
これまで集計した新潟・中京・東京とは、コース形態が大きく異なる福島競馬場。
傾向に違いは出ますでしょうか。
☆勝利馬の所属
集計期間全体だと関東馬優勢となっていますが、
期間の後半に行くほど、関西馬の勝利が増えてきているので、
今後は比率が大きく変わる可能性が高いです。
☆勝利馬の性別
他場とほぼ同じ比率になっています。
☆勝利時の年齢
4歳馬の割合が最多なのは、東京・中京と同じ。
むしろ新潟だけが4歳馬の割合が目立って少ないので、
その理由は考えてみる必要がありそうです…。
8歳以上の内訳は、8歳馬3頭・9歳馬3頭です。
☆勝利時の平地のクラス
未勝利馬と1勝Cで半分以上を占める、これまで集計した他場には見られない傾向となりました。
襷コースやバンケット等、コースに変化があることで、
平地では力を発揮しきれなかった馬が結果を出せるのが福島コースなのかもしれません。
☆勝利時の障害出走回数
勝ち上がりまで7戦以上を要した馬の割合が、これまで集計した4場の中では最多。
他場では障害のキャリアが10戦を超えるような馬は狙いにくいと言っていいくらいですが、
福島ではまだまだチャンスがあると言えそうです。
ちなみに6年7か月ぶりの中央2勝目で話題になったブルーガーディアンも、
障害39戦目で勝ち上がったのは福島競馬場でした。
そして現在OPクラスで活躍中のマイネルヴァッサーも、
未勝利を勝ったのは障害22戦目の福島です。
☆勝利馬の父系
系統別で見るとヘイロー系が最多ですが、
種牡馬別で見るとキングカメハメハが6頭、エイシンフラッシュが5頭と、
他の種牡馬と比べても抜けた数字を残しています。
(ヘイロー系で最多はマンハッタンカフェの4頭)