今週から開催が変わって中山・阪神での競馬となりました。
その開幕週。
土曜日は中山で、日曜日は阪神でそれぞれ障害未勝利が行われました。
その結果をおさらい。
まずは土曜中山の障害未勝利。
1着 トーセンプラチナ
2着 ラインミッシェル
3着 ツクバヤマノオー
4着 マテンロウカフェ
5着 ビッグプレゼンター
トーセンプラチナ、お見事でした。
レースは1番人気に推されたヤラマイカの逃げ。
トーセンプラチナは2番手を進みますが、2周目1号坂路で差を詰め、向こう正面は後ろから突く形。
2周目3号坂路で並びかけてしばらく並走し、5号障害の飛越を終えてから突き放しにかかりました。
後は一人旅。
最後は2着ラインミッシェルに9馬身の差をつけてのゴールでした。
この開催替わり。
特に新潟→中山は難しいんですよね。
コース形態、障害の規模、レース自体のスピード、求められる要素などが全く異なります。
思えば、トーセンプラチナは前走の新潟ではスピード面で全く歯が立たず、その前の福島では競走中止。
これだけを見てしまうと馬券は非常に買いづらいんですけど、その前の福島では初障害ながら果敢に先手を取るレースができていました。
そう考えれば、開催替り、それも新潟から中山という、『ハードル』から『スティープルチェイス』に代わるのと同じくらいの変化があれば、この結果は『荒れたレース』でもなんでもありません。
当然の結果の1つではないかと思います。フロックではないですね。
『人気は馬券を買うファンが作り出すもの』を痛感できたレースでした。
お次は今日の阪神、障害未勝利。
1着 アラタマユニバース
2着 タマモショパン
3着 メイショウタービン
4着 メルシーサイレンス
5着 バードバーニング
ここはもう戦前から一騎打ちムード。
上記した新潟→中山ではなく、こちらは小倉→阪神の開催替り。
襷コースの通過方向の違いやバンケットの有無、最後の直線(ダート?芝?)はあるにしても、求められる要素にそれほど大きな差はありません。
人気はこの2頭にモンテクリスエスが絡む形で形成されましたが、やはりここで難しいのはモンテクリスエスの取捨選択。
平地重賞馬でもありますし、GIにも5度出走した馬です。
いくら8歳でスランプとはいえ、障害未勝利馬とのスピードを比べたらそれは上位でしょう。
ただ、ここは障害。
それでもモンテクリスエスの力を上位と見るか、『平地と障害はワケが違う』と初障害馬を割り引いて見るかが馬券のポイントでした。
さてレースですが、タマモショパンが逃げるところをアイアンラチェットがやや絡み気味に流れていきましたが、2周目2コーナーからはタマモショパンとアラタマユニバースのマッチレースの様相。
最後は、終始タマモショパンをマークする形でレースを進めたアラタマユニバースに軍配が上がりました。
この勝利は、浜田多実雄調教師のJRA初勝利でもあり、フランスに遠征をしていた中村騎手の帰国後初勝利にもなりましたね。
おめでとうございます!
一方、惜敗したタマモショパンですが、この馬の未勝利脱出はもう時間の問題だと思います。
さて、来週は土曜日に阪神で阪神ジャンプステークス(J・GIII)が行われます。
他にも、月曜日(祝日)の中山で未勝利戦ですね。
中日となる日曜日は東西ともに障害が行われません。
土曜日の阪神ジャンプステークスは1週前登録が22頭。
オースミムーンやテイエムハリアー、ドングラシアス、シゲルジュウヤク、デンコウオクトパス、トウショウデザイアなどの名前が見られますね。
かなり楽しみな一戦です。
あ、ぜひともこちらの投票企画にもご参加ください。
それでは、次週も障害競走をよろしくお願いいたします。
【投稿者】 ぼや