Cheltnham Gold Cup 2012 | 踏み切ってジャンプ

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昨日のグランドナショナルに続き、今度はチェルトナムゴールドカップを紹介。



この競走は毎年3月に行われるチェルトナム・フェスティバルのメインを飾るレースで、4日目の第4レースに行われますね。



チェルトナムゴールドカップ

(Cheltnham Gold Cup)


開催時期 : 毎年3月

距   離 : 3マイル2ハロン110ヤード(5331m)

出走条件 : 5歳以上

負担重量 : 5歳70kg、6歳以上74.5kg(牝馬3kg減)

障害の数 : 22

格   付 : GI


となっております。

イギリスはメートル系ではなくヤード・ポンド系の単位を採用していますから、負担重量は分かりやすいようkg単位で書いたものの、正確には5歳11ストーン、6歳以上11ストーン10ポンドという表記になりますね。


この競走ですが、グランドナショナルがハンデ戦である一方、こちらは定量戦。

そのせいもあって、かつてはグランドナショナルへの前哨戦的な位置付けだった時期もあったようですが、今ではその意味合いも薄れているようですね。


このチェルトナムゴールドカップとグランドナショナルの双方を同年に制した馬は、長い歴史の中でも1頭しかおりません。

ゴールデンミラー(Golden Miller)という馬なんですが、同馬は1932~1936年にかけて、このチェルトナムゴールドカップを5連覇するという偉業を果たしています。


それ以外にも連覇や3連覇をちらほらと見ることができる、比較的リピーターの多いレースではありますね。


この3連覇した中には、ベストメイト(Best Mate)という馬がおり、この馬は2002~2004年に3連覇を果たしました。

4連覇を狙った2005年はレース直前の疾病により回避。

その後、ハルドンゴールドカップチェイスのレース中に心臓麻痺により死亡しましたが、同馬の遺体は火葬され、遺骨はチェルトナム競馬場のゴール板の側に埋葬されているそうです。

生涯成績は22戦14勝2着7回。

最期のレースとなった1戦以外は、連対を外すことがなかった名馬ですね。



ま、グランドナショナルと同じく、レースは見て頂いた方が早いですね。


この競走はスタートに特徴があります。

もちろん、ゲートとかではなく、欧州の障害に良くあるスタート風景なんですが、スタート位置がちょっとしたポケットになっており、スタートの合図直後に全馬が一斉に本コースに出ていくような感じになっています。


これまでにアップした、ヴェルカパルドゥビツカ、パリ大障害、グランドナショナルがいずれもインパクトの強いレースでしたから、ちょっと物足りなく感じてしまうかもしれませんが、これが欧州障害競走のGIでもありますので、ぜひご覧いただきたいと思います。


今回リンクを貼ったのは今年のチェルトナムゴールドカップですが、上記のベストメイトのレースもあるかもしれません。


チェルトナムゴールドカップ 2012



【投稿者】 ぼや