近所の公園に最近カワセミがいて、会うのを楽しみに出かけている。いつもカワセミがいる公園ではなく、時々やってくる感じ。この季節は野鳥が少なく...というか、樹木の葉が生い茂っているので見つけられないのだけれど、カワセミは池の周りを探せば比較的簡単に見つけられる。

今来ているのは(以下の写真の子)幼鳥で女の子だと思われます。

 

 

カワセミの幼鳥の特徴はお腹がまだオレンジ色ではなく黒いこと。オス・メスの見分けは成鳥の場合、下クチバシが黒いとオスで赤いとメス。幼鳥はメスでも黒い部分が多く少しずつ赤くなっていくようだ。

 

 

カワセミは漢字で「翡翠」これ、宝石のヒスイと同じですね。宝石のヒスイのような色の鳥という意味だと思いますか?

実は逆なんです。「翡翠」を見ると「羽」という字が入っていますね。鳥の方が先だったのです。

そしてさらにですね「翡」はオスで「翠」はメスなのです。

「鳳凰」や「麒麟」もそうなんですよ。

 

ということで、今日の写真のカワセミは「翠」ということです。

 

 

カワセミの色のことにも触れておくと、あの青は色素の色ではなく構造色。光の当たり具合で変わるんですね。構造色の説明は大変なので、シャボン玉やCDがいろんな色に見えるのと同じようなことというコトで...

 

 

光の違いで色が変わっているのを分かっていただけますかね?

 

公園でカワセミにカメラを向けていると

「何がいるんですか?」とよく聞かれる。

「カワセミですよ」と教えると

「初めて見た」という人が多い。

でも、意外と都市部の公園にもいるんですよ。

 

カワセミはとても美しい鳥ですが、私はちっちゃくて赤い足がとてもカワイイと思います!

 

老後の健康のために歩く目的(楽しみ)として始めたバードウォッチングですが、出会った鳥のことをいろいろ調べるのも楽しく、これはボケ防止にもなりそうだぞと感じています。