「千鳥足」酔っ払いがふらふらよれよれと歩く様子ですね。
私は今はもう引退した老人の身であるので、お酒はほとんど飲まない。
むしろ早起きしてバードウォッチングに出かけるという健康的な生活をしているのですが、昔は千鳥足を極めるべく毎晩のように大酒を飲んでおりました。最寄りの駅から我が家まで1キロないのですが、そこを1時間くらいかけてのそれはもう激しい特訓でありました。
黄色のアイリングがかわいいコチドリ
この「千鳥足」の語源はチドリの歩き方なのです。コチドリもそうですが、チドリ科の鳥は内股で足をクロスするようにして歩くんですね。
見事にクロスしていますね
ここから、コチドリについて調べたことを...
コチドリはチドリ科で一番小さく、雀くらいの大きさですが、羽を広げると40cmを超える長い翼を持っています。
一般的に鳥の足には前指3本、後ろ指1本があるのですが、コチドリには後ろ指がありません。これも千鳥足の理由かもしれません。
多くの鳥が雛を守るために「擬傷」(ぎしょう)という行動をします。自分が怪我をしているように見せて敵の注意を引きタマゴや雛を守るという行動です。コチドリもするのだそうです。生き物ってすごいですね。
実は私はサラリーマン経験があって、とある外資系に勤めていたのですが、自分の体調を表す英語で一番最初に覚えたのが「Hangover」(二日酔い)でした。
最初に書いたように、今はほとんど飲まなくて老後の健康のためにバードウォッチング・ウォーキングをしているのですが、歳のせいか山道などではよく千鳥足になっております。はい。