実写版『トランスフォーマー』次回作はついに『G.I.ジョー』とクロスオーバーへ! | ぶっちゃけシネマ人生一直線!❁

実写版『トランスフォーマー』次回作はついに『G.I.ジョー』とクロスオーバーへ!



『トランスフォーマー』の新作アニメ『トランスフォーマー/ONE』の公開が迫る一方、実写版『トランスフォーマー』の次回作はどうなっているのか。 ※『トランスフォーマー/ビースト覚醒』エンディングのネタバレあり

 

2017年の『トランスフォーマー/最後の騎士王』が酷評、興行的失敗により、その2年前に開発が始動していた『トランスフォーマー』ユニバース計画が一旦白紙になった。しかし2018年にスピンオフ『バンブルビー』が公開されてシリーズ最高評価を受け、沈みかけていたシリーズが再始動した。昨年はシリーズ7作目で『バンブルビー』の続編となる『トランスフォーマー/ビースト覚醒』が公開。ロッテントマトは52%とあまり支持されているわけではないが、オーディエンス評価は91%と好評。作り手は『最後の騎士』より確かな手応えを感じていたようだ。とはいえ米国興収は1億5706万ドルと『最後の騎士』より上回っているものの、全世界興収は4億3896万ドルにとどまった。シリーズ最高のヒット作である『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』の興収と比べると半分以下の成績で、『ビースト覚醒』の製作費2億ドルをなんとか回収したという感じだ。

しかしパラマウントは次なる一手があった。『トランスフォーマー/ビースト覚醒』のエンディングで主人公ノアがある特別捜査官から極秘機関G.I.ジョーに採用される場面で終わり、ついに『トランスフォーマー』と『G.I.ジョー』のクロスオーバーがコミックに続いて映画でも実現か!?とファンの間で注目が集まっていた。



そして今年4月に行われた映画興行主向けのイベント、シネマコンでパラマウントがクロスオーバー映画の製作を正式発表。両シリーズを手掛けているプロデューサーのロレンツォ・ディ・ボナヴェンチュラが以前よりクロスオーバーを示唆しており、それがついに実現する形となった。新作でもマイケル・ベイがプロデューサー、スティーヴン・スピルバーグが製作総指揮として関わる。

 

 

一方、映画『G.I.ジョー』シリーズは、2009年に『G.I.ジョー』、13年に『G.I.ジョー バック2リベンジ』、21年にオリジンストーリーのリブート作『G.I.ジョー:漆黒のスネークアイズ』の3作が公開。1、2作目の全世界興収は3億ドル超えのヒットとなったが、『漆黒のスネークアイズ』は製作費8800万ドルに対して全世界興収はわずか4000万ドルしか稼げず失敗に。ロッテントマトはいずれも20~30%台で作品評価は芳しくない。決して成功したシリーズとは言い難い『G.I.ジョー』を再起動するという意味でも、『トランスフォーマー』とのクロスオーバーは理に適っているとも言える。


監督、キャストはまだ未発表だが、早ければ2026年公開に向けて企画進行中とのこと。『トランスフォーマー』ユニバース、拡大中。

 

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