A24作品『シビル・ウォー』が2週連続1位! 日本の4月はコナン一色 | ぶっちゃけシネマ人生一直線!❁

A24作品『シビル・ウォー』が2週連続1位! 日本の4月はコナン一色




2週間分の興行ニュース。

春の米興行は、『デューン 砂の惑星PART2』『ゴーストバスターズ/フローズン・サマー』『カンフー・パンダ4』『ゴジラ×コング 新たなる帝国』など各スタジオの大作がボックスオフィスを賑わせているが、そんな中、メジャースタジオ作品を押しのけてA24が製作費5000万ドルを投じたキルステン・ダンスト主演、アレックス・ガーランド監督のアクションスリラー『シビル・ウォー』が2週連続で首位を獲得。累計興収は4488万ドル、全世界興収では既に7000万ドルを超えており、同社で歴代5位の好記録となっている。ロッテントマトは81%(オーディエンス評価72%)、シネマスコアは「B-」。



2位には1936年のユニバーサル・モンスター映画『女ドラキュラ』のリブート作品『Abigail』が初登場。犯罪グループが身代金目当てで権力者の娘を誘拐したが、実は彼女は“ヴァンパイア”であることが分かり、窮地に陥っていくというホラー。監督は『レディ・オア・ノット』『スクリーム』『スクリーム6』のマット・ベティネッリ=オルピン&タイラー・ジレット。累計興収は1288万ドル、全世界興収1774万ドルだが、ロッテントマトは83%(オーディエンス評価87%)、シネマスコアは「B」の好評価なので口コミによる伸びが期待される。



『ゴジラ×コング 新たなる帝国』の累計興収は1億7386万ドル、全世界興収4億8896万ドル。「モンスター・ヴァース」作品での米国興収は2位にまで上り詰めた。2億ドル突破で歴代1位を狙う。日本では60億円超えの大ヒットとなったアニメ『劇場版 SPY×FAMILY CODE: White』が初登場5位に。



その他作品の累計興収は、『デューン 砂の惑星PART2』は2億7750万ドル、全世界興収6億9750万ドル、『ゴーストバスターズ/フローズン・サマー』は1億387万ドル、全世界興収1億7728万ドル、『カンフー・パンダ4』は1億8113万ドル、全世界興収4億8253万ドル。


日本では春休みから続き、GW映画もアニメと実写邦画で埋もれたランキング。『名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)』がたったの2週で65億円を稼ぎ出すスーパーヒット。もはやコナンは映画館の救世主ともいうべきキラーコンテンツとなった。Yahoo!映画は4.0点、Filmarksは4.0点、映画.comレビューは3.4点。2位初登場は『劇場版ブルーロック EPISODE 凪』で4億6000万円。Yahoo!映画は3.9点、Filmarksは3.7点、映画.comレビューは3.5点。3位には『陰陽師0』がランクイン。2億5000万円。Yahoo!映画は3.6点、Filmarksは3.5点、映画.comレビューは3.5点



今年に入って全然元気がない洋画で唯一健闘しているのは『オッペンハイマー』だが、それでも4週目でやっと12億8000万円を超えたところ。今年公開作品で10億円を超えた洋画はこれが初めてなのだという。いかに日本での外国映画の興行不振が続いているか、まさに“今そこにある危機”だ。26日より公開の『ゴジラ×コング 新たなる帝国』が洋画の起爆剤となるか?



その他作品の累計興収は、『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』が97億7000万円、『ゴジラ-1.0』が74億5000万円、『機動戦士ガンダム SEED FREEDOM』が44億7000万円、『変な家』が41億2000万円、『映画ドラえもん のび太の地球交響楽』が39億円超え、『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』が27億8000万円、『「鬼滅の刃」 絆の奇跡、そして柱稽古へ』が22億2000万円、『四月になれば彼女は』が10億3000万円、『デューン 砂の惑星PART2』が7億5000万円、『恋わずらいのエリー』が5億5000万円、『ゴーストバスターズ/フローズン・サマー』が4億4000万円。