『ゴーストバスターズ/フローズン・サマー』が前作とほぼ同等の首位発進! | ぶっちゃけシネマ人生一直線!❁

『ゴーストバスターズ/フローズン・サマー』が前作とほぼ同等の首位発進!




2週間分の興行ニュース。

前週(3月15日~17日)の1位は8年ぶりのシリーズ新作『カンフー・パンダ4』でV2。公開3週目の最新ランキングでは3位に後退しているが、米国興収1億3732万ドル、全世界興収2億8366万ドル。米国興収では3作目の成績をもうすぐ超える。『デューン 砂の惑星PART2』の累計興収は2億3745万ドル、全世界興収5億7965万ドルの大ヒットとなり、いずれも前作の記録を塗り替えた。これでPART2の興行次第と言われている3作目の製作実現の可能性が一気に高まってきている。



そして先週末で首位を飾ったのがシリーズ第4弾『ゴーストバスターズ/フローズン・サマー』。オープニング興収は4500万ドルで前作より微増の滑り出しとなった。現在の累計興収は5217万ドル、全世界興収6855万ドルで、約4割の観客がラージフォーマット上映館に足を運んでいるという。ロッテントマトはオーディエンスは84%と楽しんでいるものの、批評家は前作の好評に反して43%とウケが悪く、過去ワーストだった2作目より低い結果に。imdb評価では6.5点で2016年の女性版リブートよりも低く、シネマスコアは「B+」。前作の全世界興収2億433万ドルを超える成績が期待される。




日本では、ウェブライターの雨穴によるYouTube動画を皮切りに、小説、漫画とメディアミックスで展開し、『リーガル・ハイ』『エイプリルフールズ』の石川淳一監督が映画化したミステリー・サスペンス『変な家』2週連続で1位。原作の話題性も大きく貢献し、2週目は前週を上回る成績となっており、累計興収は15億円を超えている。最終的には30億円突破の可能性も。ただし作品評価はかなり微妙でYahoo!映画は2.8点、Filmarksは3.1点、映画.comレビューは2.5点「思っていたのと違った」「原作の良さを壊すなら無理して映画化しなくていいのでは」「完全に別物」「後半からどんどん意味不明な展開に」「オカルト的なホラーが余計だった」「ストーリー展開が不自然で大味すぎる」「予告編詐欺」「相変わらず邦画って音でビックリさせてばっかり」「雨穴さんは映画版をどう思っているのか知りたい」「結局You Tube版が一番面白く、小説、漫画、映画にすると余計な足し算でどうしても面白さが目減りしてしまう」と好評価が少ない。とはいえこういうメディアミックス商法で客足が少しでも伸びることは劇場側からすれば喜ばしいことだ。



4位初登場は、川村元気の恋愛小説を佐藤健、長澤まさみ、森七菜の共演で映画化した『四月になれば彼女は』で2億2000万円。Yahoo!映画は3.3点、Filmarksは3.5点、映画.comレビューは3.2点。アカデミー賞効果で『ゴジラ-1.0』が公開21週目で5位にランクイン。IMAX上映を再開した劇場もあり、累計興収は68億円を超えた。



世界中でヒットしているのに日本ではまさかの滑り出しとなったのが『デューン 砂の惑星PART2』初週が5位、2週目は6位にランクダウンし、早くも上映回数を減らしている劇場も。IMAX鑑賞が推奨される本作、日本では50のIMAXスクリーンで鑑賞率が45%を占めたとのこと。前作は映像の迫力を認めつつも話の新味のなさ(古典原作なので仕方がない)や、テンポの鈍重さ(ドゥニ・ヴィルヌーヴ作品あるある)が日本の観客にはあまり刺さらなかったようで、興行成績も期待外れの7億6000万円にとどまった。その影響もあってか今回も出だしは今ひとつ。作品評価はYahoo!映画は4.0点、Filmarksは4.2点、映画.comレビューは4.0点と、平凡な評価だった前作に対して高い評価となっている。累計興収は5億円。




その他作品の累計興収は、『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』が79億円突破、『劇場版 SPY×FAMILY CODE: White』が62億4000万円、『機動戦士ガンダム SEED FREEDOM』が41億円突破、『ゴールデンカムイ』が28億8000万円、『映画ドラえもん のび太の地球交響楽』が24億1000万円、『「鬼滅の刃」 絆の奇跡、そして柱稽古へ』が21億1000万円、『PERFECT DAYS』が12億円、『サイレントラブ』が6億8000万円、『哀れなるものたち』が5億円超え、『身代わり忠臣蔵』が4億8000万円、『ARGYLLE/アーガイル』が3億5000万円、『52ヘルツのクジラたち』が3億1000万円、『FLY!/フライ!』が2億5000万円。