アカデミー賞『ゴジラ-1.0』『君たちはどう生きるか』『PERFECT DAYS』がノミネート! | ぶっちゃけシネマ人生一直線!❁

アカデミー賞『ゴジラ-1.0』『君たちはどう生きるか』『PERFECT DAYS』がノミネート!

 

 

なんと日本映画が3本もノミネートされる快挙を成し遂げた。つい先ほど発表された第96回アカデミー賞のノミネーションで、どうなるのか行方が注目されていた『ゴジラ-1.0』が視覚効果賞、『君たちはどう生きるか』が長編アニメ映画賞、『PERFECT DAYS』が国際長編映画賞にノミネート!

 

『ゴジラ-1.0』の視覚効果賞ノミネートは日本映画初、いやアジア映画史上初となり、このまま受賞となれば歴史的快挙となる。ハリウッド版『ゴジラ』シリーズでさえ同賞に一度もノミネートされたことはなく、海外からは想像できないバジェットと規模で驚異的なVFXシーンを完成させた白組が世界中から注目されている。本作は各映画賞の視覚効果賞を総なめしており、オスカーノミネート発表時、『ゴジラ-1.0』のタイトルが呼ばれると他の4作品よりも歓声が高く上がり、このまま受賞する可能性も極めて高い。

 

 

宮崎駿監督が『風立ちぬ』以来となる10年ぶりの新作長編アニメ『君たちはどう生きるか』は、ゴールデン・グローブ賞を受賞しただけにオスカー像も持っていくかもしれない。受賞すれば『千と千尋の神隠し』以来、21年ぶりとなる。

 

役所広司主演、ヴィム・ヴェンダース監督の日本を舞台にしたヒューマンドラマ『PERFECT DAYS』もノミネート。カンヌ国際映画祭では日本人2人目となる最優秀男優賞を受賞し、作品評価もすこぶる高い。

 

 

最多ノミネートとなったのはクリストファー・ノーラン監督の『オッペンハイマー』で作品賞、監督賞、主演男優賞、助演男優賞、助演女優賞など13部門。2度目のノミネートでノーランもオスカー監督の仲間入りを果たせるか。

 

『哀れなるものたち』が11部門、『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』が10部門、昨年の最大のヒット作『バービー』の8ノミネートが続く。

 

アカデミー賞授賞式は現地時間3月10日に行われる。

 

 

第96回アカデミー賞ノミネートリスト

 

作品賞

『American Fiction』

『落下の解剖学』

『バービー』

『The Holdovers』

『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』

『マエストロ:その音楽と愛と』

『オッペンハイマー』

『パスト ライブス/再会』

『哀れなるものたち』

『関心領域』

 

主演男優賞

ブラッドリー・クーパー 『マエストロ:その音楽と愛と』

ポール・ジアマッティ 『The Holdovers』

キリアン・マーフィ 『オッペンハイマー』

コールマン・ドミンゴ 『ラスティン: ワシントンの「あの日」を作った男』

ジェフリー・ライト 『American Fiction』

 

主演女優賞

キャリー・マリガン 『マエストロ:その音楽と愛と』

エマ・ストーン 『哀れなるものたち』

アネット・ベニング 『ナイアド ~その決意は海を越える~』

リリー・グラッドストーン 『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』

ザンドラ・ヒュラー 『落下の解剖学』

 

助演男優賞

ロバート・デ・ニーロ 『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』

ロバート・ダウニー・Jr. 『オッペンハイマー』

スターリング・K・ブラウン 『American Fiction』

ライアン・ゴズリング 『バービー』

マーク・ラファロ 『哀れなるものたち』

 

助演女優賞

エミリー・ブラント 『オッペンハイマー』

ダニエル・ブルックス 『カラーパープル』

ダヴァイン・ジョイ・ランドルフ 『The Holdovers』

アメリカ・フェレーラ 『バービー』

ジョディ・フォスター 『ナイアド ~その決意は海を越える~』

 

監督賞

マーティン・スコセッシ 『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』

クリストファー・ノーラン 『オッペンハイマー』

ジュスティーヌ・トリエ 『落下の解剖学』

ヨルゴス・ランティモス 『哀れなるものたち』

ジョナサン・グレイザー 『関心領域』


脚本賞

ジュスティーヌ・トリエ、アルチュール・アラリ 『落下の解剖学』

セリーヌ・ソン 『パスト ライブス/再会』

デヴィッド・ヘミングソン 『The Holdovers』

ブラッドリー・クーパー、ジョシュ・シンガー 『マエストロ:その音楽と愛と』 

サミー・バーチ、アレックス・メヒャニク 『May December』

 

脚色賞

クリストファー・ノーラン 『オッペンハイマー』

トニー・マクナマラ 『哀れなるものたち』

コード・ジェファーソン 『American Fiction』

グレタ・ガーウィグ、ノア・バームバック 『バービー』

ジョナサン・グレイザー 『関心領域』

 

撮影賞

ホイテ・ヴァン・ホイテマ 『オッペンハイマー』

エドワード・ラックマン 『伯爵』

ロドリゴ・プリエト 『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』

マシュー・リバティーク 『マエストロ:その音楽と愛と』

ロビー・ライアン 『哀れなるものたち』

 

編集賞

『落下の解剖学』

『The Holdovers』

『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』

『オッペンハイマー』

『哀れなるものたち』

 

作曲賞

ジョン・ウィリアムズ 『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』

ロビー・ロバートソン 『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』

ローラ・カープマン 『American Fiction』

ルートヴィッヒ・ヨーランソン 『オッペンハイマー』

イェルスキン・フェンドリックス 『哀れなるものたち』

 

歌曲賞

「I’m Just Ken」 『バービー』

「What Was I Made For?」 『バービー』

「It Never Went Away」 『ジョン・バティステ:アメリカン・シンフォニー』

「Wahzhazhe(A Song for My People)」 『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』

「The Fire Inside」 『フレーミングホット!チートス物語』

 

美術賞

『バービー』

『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』

『ナポレオン』

『オッペンハイマー』

『哀れなるものたち』

 

衣装デザイン賞

『バービー』

『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』

『ナポレオン』

『オッペンハイマー』

『哀れなるものたち』

 

音響賞

『ザ・クリエイター/創造者』

『マエストロ:その音楽と愛と』

『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』

『オッペンハイマー』

『関心領域』

 

視覚効果賞

『ゴジラ-1.0』

『ザ・クリエイター/創造者』

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』

『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』

『ナポレオン』

 

メイク・ヘアスタイリング賞

『Golda』

『マエストロ:その音楽と愛と』

『オッペンハイマー』

『哀れなるものたち』

『雪山の絆』

 

国際長編映画賞

『PERFECT DAYS』(日本)

『関心領域』 (イギリス)

『Io Capitano』(イタリア)

『雪山の絆』(スペイン)

『The Teachers’ Lounge』(ドイツ)

 

長編アニメ映画賞

『君たちはどう生きるか』

『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』

『ニモーナ』

『マイ・エレメント』

『ロボット・ドリームズ』

 

短編アニメ映画賞

『Letter to a Pig』

『Ninety-Five Senses』

『Our Uniform』

『Pachyderme』

『War Is Over! Inspired by the Music of John & Yoko』

 

短編実写映画賞

『彼方に』

『Invincible』

『Knight of Fortune』

『Red, White and Blue』

『ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語』

 

長編ドキュメンタリー賞

『ボビ・ワイン:ゲットー・プレジデント』

『The Eternal Memory』

『Four Daughters』

『To Kill a Tiger』

『実録 マリウポリの20日間』

 

短編ドキュメンタリー賞

『The ABCs of Book Banning』

『The Barber of Little Rock』

『Island in Between』

『The Last Repair Shop』

『Nai Nai & Wai Po』