第81回ゴールデン・グローブ賞発表!『オッペンハイマー』が最多5冠、『君たちはどう生きるか』受賞 | ぶっちゃけシネマ人生一直線!❁

第81回ゴールデン・グローブ賞発表!『オッペンハイマー』が最多5冠、『君たちはどう生きるか』受賞




第81回ゴールデン・グローブ賞授賞式が7日に開催され、各賞が発表された。

日本でも劇場公開が決まったクリストファー・ノーラン監督作『オッペンハイマー』が作品賞、監督賞など最多5部門に輝いた。ノーランは3度目のノミネートで初受賞。オスカーでの初受賞にも期待がかかる。男優賞ではキリアン・マーフィが初受賞、ロバート・ダウニー・Jrが3度目の受賞となる。最多9ノミネートだった『バービー』は今回から新設された興行成績賞、歌曲賞のみにとどまった。またパルムドール受賞作品『落下の解剖学』が脚本賞と非英語作品賞、ヨルゴス・ランティモス監督、エマ・ストーン主演作『哀れなるものたち』がコメディ/ミュージカルの作品賞、女優賞に輝いた。

そして日本映画からは宮崎駿監督が引退宣言を撤回し、6年を費やして完成させた10年ぶりの新作長編『君たちはどう生きるか』が見事アニメーション作品賞を受賞。この部門での日本作品の受賞は初となる。GG賞以外にもニューヨーク映画批評家協会賞、ロサンゼルス映画批評家協会賞、ボストン映画批評家協会賞のアニメ作品賞も制しているだけあってオスカー獲得も現実味を帯びてきた。北米興収では初登場1位に輝き、北米興収は3970万ドル、全世界興収1億3722万ドルの大ヒット。世界興収はまもなく200億円を突破する。これまでのジブリ作品とは違い万人向けな内容ではないゆえ日本では賛否分かれているが、ロッテントマトは97%(オーディエンス評価88%)、シネマスコアは「A-」と海外の方では評価されている。『マイ・エレメント』『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』『すずめの戸締まり』などの強敵タイトルと競ってGG賞に輝いた意味は大きい。




作品賞(ドラマ)
『オッペンハイマー』

作品賞(コメディー/ミュージカル)
『哀れなるものたち』

アニメ映画賞
『君たちはどう生きるか』

男優賞(ドラマ)
キリアン・マーフィ 『オッペンハイマー』

男優賞(コメディー/ミュージカル)
ポール・ジアマッティ 『The Holdovers』

女優賞(ドラマ)

リリー・グラッドストーン 『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』

女優賞(コメディー/ミュージカル)

エマ・ストーン 『哀れなるものたち』

助演男優賞
ロバート・ダウニー・Jr 『オッペンハイマー』

助演女優賞
ダヴァイン・ジョイ・ランドルフ 『The Holdovers』

監督賞
クリストファー・ノーラン 『オッペンハイマー』

脚本賞
『落下の解剖学』

作曲賞
『オッペンハイマー』

主題歌賞

「What Was I Made For?」 『バービー』

非英語映画賞

『落下の解剖学』

 

興行成績賞
『バービー』