やっぱり『スター・ウォーズ』のベストな完結編は『ジェダイの復讐』だと思うんですよ。 | ぶっちゃけシネマ人生一直線!❁

やっぱり『スター・ウォーズ』のベストな完結編は『ジェダイの復讐』だと思うんですよ。



今日はちょうど40年前に『スター・ウォーズ/ジェダイの復讐』が日本で公開された日。

私が初めて観た『スター・ウォーズ』映画がコレ。ジェダイが「復讐」して、まだ「エピソード6」ではなかった1983年、当時10歳だったアタシは新聞の夕刊にでかでかと乗ってた『スター・ウォーズ/ジェダイの復讐』の広告に目が止まり、「全米で『E.T.』以上に大ヒット!」「全ての謎が解ける!」「感動のフィナーレ!」という煽りまくった宣伝文句に“観たい欲求”がバク上がり。『スター・ウォーズ』シリーズを1本も観たことがないのに、母ちゃんに「これ観たい~!」とせがんでました。姉ちゃんに「これは続きものやからこれだけ観ても全然分からへんて!」と言われても「ええもん、全然かまへん!」と反抗。チュー

 


映画には全く興味がない母ちゃんを無理やり連れて行き、京都スカラ座へ。暗いところでじっとしてると自動的に寝られる母ちゃんはルークが出てくる前ぐらいでもう寝始めていて、たまに起きてはまた寝て・・・・の繰り返し。チュー その間、アタシは初めて見る『スター・ウォーズ』の世界にワクワクドキドキ、どっぷりハマっていたのです。びっくりびっくりびっくり



「黒い仮面被っててシューホー言うてる奴が悪い奴なんだな!」「このロボットコンビ、よく見るやつだ」「なんだ、このでっかいナメクジは!?」「でかいバケモン(ランコア)おっかねえ!」「砂漠に口があいてる!」「コアラ軍団、カワイイ!」(←字幕は「コアラ大将」。ここで頑張れ!応援モード)「主人公と黒仮面オヤジは親子だったんだ!」「みんな頑張って戦ったねえ」(しみじみ)。





キャラ名やストーリー、設定を全然分かっていない10歳の子供でさえ、唯一無二のキャラクターたちや世界観、見たことないビジュアルに目をときめかせ、前のめりに夢中にさせてしまう。これが愛され続けてきた『スター・ウォーズ』シリーズの醍醐味であり、恐るべき魅力(フォース)なんでしょう(子供を夢中にさせる映画は昔も今も強い。親も一緒になって夢中になれる映画は最強)。ニヤリ 「なんだかよく分からなかったけどすごく面白かった!」と興奮冷めやらぬアタシは、エンドロールで起きたての母ちゃんに「ねーねーもう1回観ようよ!」と狂気のワガママを押し通し、なんとぶっ通しで2回連続鑑賞(当時は入れ替え制なんてものはなかった)。約4時間半、アタシは『スター・ウォーズ』で夢の世界へ、母ちゃんは本当の夢の世界に入り浸ってました。爆  笑 昔の映画館の椅子なんて座り心地もあんまりよくなかっただろうし(ましてや寝にくい)、そんな中で5時間も付き合ってくれた母ちゃんは本当に感謝感激雨あられ。今でもたまに『スター・ウォーズ』の話をすると、母ちゃんは当時のことを覚えていてこれにはちょっと感動したり。笑い泣き



『ジェダイの復讐』きっかけで『スター・ウォーズ』シリーズに興味を持ち始めたアタシは同じ年の10月に水曜ロードショーで記念すべき1作目がノーカット初放送され(ハン“松崎しげる”ソロ版ね)、テレビの前でドキドキしながら夢中になって観たもんです。『帝国の逆襲』は放送まで待ちきれず、レンタルビデオで借りて観たっけな。やはり少年期に繰り返し観てきたオリジナル3部作が最も印象強く、最も好きなシリーズであることに疑いようがないわけで。『SW』トリロジーは3つあるから、つまり3度完結してるわけですが、『ジェダイの復讐』がもっともきちんと美しく幕を閉じた「満足度の高い完結編」だと思ってます。ニヤリ 厳密に言うとEP3の『シスの復讐』は『スター・ウォーズ』映画として一旦終了したのであって話として“完結”したわけではなく、ルーク編が始まるところでジ・エンドだったし、EP9の『スカイウォーカーの夜明け』は話としてキレイに閉じたかもしれないが、前作までなかった設定継ぎ足しや、それをやってしまうとさすがのファンでもシラケた禁じ手の死人復活が足を引っ張ったせいで、完結編としての完成度は高くなかった(ガッタガタのEP8からなんとか終わらせたJ・J・エイブラムスには感謝してるけど)。えー



時を経て『スター・ウォーズ ジェダイの復讐』が『スター・ウォーズ エピソード6 ジェダイの帰還』(2004年のDVD化のタイミングで)に代わり、デジタル改変大好き監督・ジョージ・ルーカスの手によって、ジャバ宮殿の飲み会シーンが増え(CG丸出しのキャラは今でもウ~ンだがまあいいでしょ)、サルラックの口にオードリー2みたいなでかい口が新たに付け加えられ(これキライ)、エンディングの祝宴シーンがより盛大になった(感動度がアップしてるのでこの改変も良き)。しかし特別篇公開後もルーカスはDVDやBD化の際も手を加え続け、イウォークがCGでまばたきをし(これは可愛いからイイ)、アナキン役のセバスチャン・ショウのぶっとい眉毛をCGで消し(これもとくに気にならない)、「ジェダイはダークサイドに堕ちる前の姿で復活するんだよ」と今になって半ばこじつけのように霊体アナキンの顔をヘイデン・クリステンセンに差し替えた(これは絶対イヤ! 老体アナキンままで良かった)。さらに息子ルークを助けようとするベイダーに「Noooooo!」と叫ばせるなど余計なことをしてファンを呆れさせた。デジタル修正版は一長一短なところがあるが、やはり『SW』原体験となった1983年の劇場オリジナル版を愛せずにはいられない。



その『スター・ウォーズ ジェダイの復讐』改め『スター・ウォーズ エピソード6 ジェダイの帰還』を劇場で観るチャンスが突然やってきた。5月5日の『スター・ウォーズ』の日に合わせて、TOHOシネマズ日比谷が5月3日から5日までの3日間だけ特別上映を実施。照れ 83年のオリジナル劇場版、97年の特別篇を劇場鑑賞してる者としては、最新バージョンであるデジタル修正版も制覇しておきたいし、『EP6』を大スクリーンでまた観られるというチャンスを逃したくない。チケット販売開始時刻になると劇場サイトが急に重くなり始める。全然入れない。半ば諦めかけていたその時、2分ほど経ってやっとサイトに入れたが、残り5席!びっくりびっくりびっくり ヤベーっ!と焦りながらギリギリ1席確保。なんと販売開始3分で完売してしまった。上映スクリーンは257席の9番シアター。どうせなら456席ある1番シアターでやってほしかった(それでもすぐに完売しただろう。完売後、チケットを入手できなかったSWファンの恨み節がSNSで広がった)。どうしても今回観たかった理由は『EP6』だからというのもあるが、40周年オリジナル非売品ポスターが入場特典でもらえるというのもあったから。いつももらってるA3サイズのIMAXポスターと違って、こちらはB2サイズ(約50cm×70cm)と結構でかめ。ウインク






CM・予告なしの本編上映から始まったこともあってか遅れて入ってくる人が結構いた。「本編からの上映スタートです」とちゃんとアナウンスしてあげないと。オープニングの『Star Wars』のジャーン!!!! から観ないとやっぱり盛り上がらないよね。前から3列目のC席だったけどそんなに窮屈なこともなく、26年ぶりとなる「『スター・ウォーズ』最初の完結編」の劇場鑑賞に酔いしれました。ライトセーバーを持ってきてる人やコスプレもチラホラ。上映終了後には拍手も起こってましたヨ。ウインク
 

 

 

 

劇場ロビーには特製パネルを設置。ここで記念撮影するファンも多く

 

ちょっとでも気分を盛り上げるために当日着たSWのTシャツ