『トップガン2』『アバター2』も作品賞ノミニー!第80回ゴールデン・グローブ賞ノミネーション発表 | ぶっちゃけシネマ人生一直線!❁

『トップガン2』『アバター2』も作品賞ノミニー!第80回ゴールデン・グローブ賞ノミネーション発表

 


第80回ゴールデン・グローブ賞のノミネートが発表された。

 

早くも絶賛しか聞こえてこない『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』、36年前の『トップガン』ブーム再燃を思わせる記録的大ヒットの『トップガン マーヴェリック』が作品賞にノミネート。ジェイムズ・キャメロンが監督賞に、『トップガン マーヴェリック』は歌曲賞にも入っており、各2部門ずつノミネートされている。優れた作品なら人気映画の続編にもスポットを当てるのがゴールデン・グローブ賞のイイところでもある。



最多ノミネートされたのは『スリー・ビルボード』のマーティン・マクドナー監督による『イニシェリン島の精霊』で7部門8ノミネート。スピルバーグの自伝的作品『フェイブルマンズ』が作品賞、監督賞など5部門。サプライズヒットとなり作品評価も高いA24製作の『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』が6部門、デイミアン・チャゼル監督の『バビロン』が5部門となっている。『インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説』『グーニーズ』で人気を博し久々の俳優業復帰で再注目されているキー・ホイ・クアンが『エブリシング~』で初ノミネート。前作は作品賞ノミネートされていた『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』は、熱演が話題となったアンジェラ・バセットが助演女優賞にノミネートされているが、今回は1部門にとどまった。日本でも大ヒットしている『RRR』が非英語映画賞と歌曲賞の2部門に。日本からは湯浅政明監督の『犬王』がアニメーション作品賞にノミネートされている。





前回のゴールデン・グローブ賞では投票資格を持つハリウッド外国人映画記者協会(HFPA)の会員に黒人が1人もいないことが発覚。俳優ら多くのハリウッド関係者が反発し、受賞ボイコットに発展する騒ぎとなった。これに焦ったHFPAは組織の抜本的改革を行ったが影響は避けられず、オンラインの授賞式はあまり盛り上がらないまま終わってしまった。さてさて記念すべき80回目は盛り返すことができるのか。

授賞式は2023年1月10日(現地時間)。


第80回ゴールデングローブ賞ノミネーション(映画部門)

※英語タイトルは原題

作品賞(ドラマ)
『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』
『エルヴィス』
『フェイブルマンズ』
『Tar』
『トップガン マーヴェリック』

作品賞(コメディー/ミュージカル)
『バビロン』
『イニシェリン島の精霊』
『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』
『ナイブズ・アウト:グラス・オニオン』
『逆転のトライアングル』

非英語映画賞
『西部戦線異状なし』(ドイツ)
『アルゼンチン1985 歴史を変えた裁判』(アルゼンチン)
『Close』(ベルギー・フランス・オランダ)
『別れる決心』(韓国)
『RRR』(インド)

アニメーション作品賞
『ギレルモ・デル・トロのピノッキオ』
『犬王』
『Marcel the Shell With Shoes On』
『長ぐつをはいたネコと9つの命』
『私ときどきレッサーパンダ』

男優賞(ドラマ)
オースティン・バトラー 『エルヴィス』
ブレンダン・フレイザー 『The Whale』
ヒュー・ジャックマン 『The Son』
ビル・ナイ 『生きる LIVING』
ジェレミー・ポープ 『The Inspection』

女優賞(ドラマ)
ケイト・ブランシェット 『Tar』
オリヴィア・コールマン 『エンパイア・オブ・ライト』
ヴィオラ・デイヴィス 『The Woman King』
アナ・デ・アルマス 『ブロンド』
ミシェル・ウィリアムズ 『フェイブルマンズ』

男優賞(コメディー/ミュージカル)
ディエゴ・カルバ 『バビロン』
ダニエル・クレイグ 『ナイブズ・アウト:グラス・オニオン』
アダム・ドライヴァー 『ホワイト・ノイズ』
コリン・ファレル 『イニシェリン島の精霊』
レイフ・ファインズ 『ザ・メニュー』

女優賞(コメディー/ミュージカル)
レスリー・マンヴィル 『ミセス・ハリス、パリへ行く』
マーゴット・ロビー 『バビロン』
アニャ・テイラー=ジョイ 『ザ・メニュー』
エマ・トンプソン 『Good Luck to You, Leo Grande』
ミシェル・ヨー 『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』

助演男優賞
ブレンダン・グリーソン 『イニシェリン島の精霊』
バリー・キオガン 『イニシェリン島の精霊』
ブラッド・ピット 『バビロン』
キー・ホイ・クァン 『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』
エディ・レッドメイン 『グッド・ナース』

助演女優賞
アンジェラ・バセット 『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』
ケリー・コンドン 『イニシェリン島の精霊』
ジェイミー・リー・カーティス 『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』
ドリー・デ・レオン 『逆転のトライアングル』
キャリー・マリガン 『SHE SAID/シー・セッド その名を暴け』

監督賞
ジェームズ・キャメロン 『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』
ダニエル・クワン&ダニエル・シャイナート 『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』
バズ・ラーマン 『エルヴィス』
マーティン・マクドナー 『イニシェリン島の精霊』
スティーヴン・スピルバーグ  『フェイブルマンズ』

脚本賞
トッド・フィールド 『Tar』
ダニエル・クワン&ダニエル・シャイナート 『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』
スティーヴン・スピルバーグ&トニー・クシュナー 『フェイブルマンズ』
マーティン・マクドナー 『イニシェリン島の精霊』
サラ・ポーリー 『ウーマン・トーキング 私たちの選択』

音楽賞
『イニシェリン島の精霊』
『ギレルモ・デル・トロのピノッキオ』
『ウーマン・トーキング 私たちの選択』
『バビロン』
『フェイブルマンズ』

歌曲賞
「Carolina」『ザリガニの鳴くところ』
「Ciao Papa」『ギレルモ・デル・トロのピノッキオ』
「Hold My Hand」『トップガン マーヴェリック』
「Lift Me Up」『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』
「Naatu Naatu」『RRR』