日米ともに『トップガン マーヴェリック』V2! 全世界興収は6億ドル突破間近!
先週末の興行ニュース。
2週目の『トップガン マーヴェリック』が前週比28.9%の落ち込みにとどめ、余裕のV2! 先週末の米国興収は9000万ドル、累計興収は3億3421万ドル。これまでトム・クルーズ作品最大のヒット作だった『宇宙戦争』の記録を追い抜いて17年ぶりに記録を更新。興収No.1作となった。観客層は45%が35歳以下で前作公開時に生まれていない世代にも熱狂的に支持されていることが分かる。全世界興収は5億9937万ドルで、巨大市場の中国とロシアで公開されていないにもかかわらず絶好調に数字を伸ばしている。一方で、原作者遺族が『トップガン マーヴェリック』の公開は著作権侵害に当たるとして米パラマウント・ピクチャーズに訴訟を起こした。『トップガン』は1983年に故エフド・ヨネイ氏の記事が原作であるにもかかわらず、続編製作の際にスタジオが権利を再取得していないと主張。権利をパラマウントが取得したのが1983年5月で35年経てば使用権が権利者に戻り、遺族側は2020年1月に権利を戻すと連絡していた。しかしパラマウントは当初2019年公開で進めていたため権利再取得していなかったというのが遺族側の言い分だ。公開停止と利益配分を求めているが、パラマウントは続編は使用権には当たらず、訴訟には根拠がないと争う姿勢を見せており、訴訟による興行の影響はないと見ている。2位も変わらず今月に米ディズニープラス配信が決まっている『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』で3億9204万ドル、全世界興収9億1365万ドル。今週末には批評家の間では賛否両論となっている『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』が米国公開。『トップガン マーヴェリック』のV3は阻止されるのか、サマーシーズン映画のバトルが本格化する。
日本でも『トップガン マーヴェリック』の落ち込みはほとんどなく、公開11日で30億6000万円を突破。観客動員数は200万人を超えた。コロナ禍の2020年以降、洋画では最速記録となり、邦画に押され気味で今ひとつ元気がなかった洋画界に活力を与えた。メフィラスの名刺タイプのカードが先着入場プレゼントで配られる『シン・ウルトラマン』は31億8000万円を突破。2週目の『トップガン マーヴェリック』と4週目の『シン・ウルトラマン』がほぼ同じ興収なので、『トップガン』の凄まじい追い上げがよく分かる。
3位初登場となったのは1979年放送の『機動戦士ガンダム』第15話『ククルス・ドアンの島』を劇場版としてリメイクした『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』で3億9000万円。Yahoo!映画は3.5点。『トップガン』『ウルトラマン』『ガンダム』と“オッサン”世代に訴求するタイトルが上位3位を独占した週となった。6位初登場は『極主夫道 ザ・シネマ』で1億3000万円。明日から第三者による不正アクセスの影響で1ヶ月半の公開延期となっていた強敵『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー DRAGON BALL SUPER』が封切りとなる。
『トップガン』公式@TopGunMovie_jp
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2022年06月06日 10:00