『トップガン マーヴェリック』がトム・クルーズ映画史上最大のヒットスタート!!!! | ぶっちゃけシネマ人生一直線!❁

『トップガン マーヴェリック』がトム・クルーズ映画史上最大のヒットスタート!!!!

 



先週末の興行ニュース。

36年のブランクを全く感じさせないスーパーヒットとなった。当初は2019年7月公開予定だったが製作の都合で1年延期、そこにコロナ禍が襲いかかり、約2年の延期を余儀なくされていた『トップガン マーヴェリック』がついに劇場公開。プロデューサーでもあるトム・クルーズは配信公開を断固認めず、あくまでも大スクリーンでの劇場公開を死守してきたその姿勢は大正解だったことが証明された。作品の完成度の高さから1日でも早く公開したかったトム(とパラマウント)にとってもまさに待望の封切りだったに違いない。

 

 

4375館という歴代最多のスクリーンで上映され、オープニング興収は1億2670万ドル、現在までの累計興収は1億9113万ドル。全世界興収は3億3063万ドルに到達。戦没将兵追悼記念日(メモリアルデー)を含めた4日間のオープニング興収は1億6051万ドルで、これまで歴代1位だった『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』の数字を上回り、15年ぶりに記録を更新した。約40年もスター街道を走ってきたトム・クルーズだが、オープニング興収1億ドル超えは意外にもこれが初めてで、トム作品史上ダントツのスタートを切った。ロッテントマトは97%(観客評価99%)という無敵の大絶賛となっており、「待った甲斐があった」「今年ダントツのNo.1」「これぞ本物の映画」とほとんどの批評家は称賛を送っている。



2位にランクダウンの『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』は3億7800万ドル、全世界興収8億8098万ドルに達し、マーベル映画に復帰したサム・ライミは十分すぎる結果を残した。今年公開作品の興収記録では暫定1位となっている。3位は20世紀スタジオのミュージカルアニメ『The Bob's Burgers Movie』で1241万ドル。2011年放送の人気アニメシリーズの劇場版で、ロッテントマトは86%(観客評価91%)と非常に高い評価となっている。今年公開のアニメ作品では『バッドガイズ』に続くヒット作となりそうだ。





日米同時公開の『トップガン マーヴェリック』はもちろん日本でもロケットスタート。3日間で動員74万7000人、11億5000万円超え。トム・クルーズファンや1作目のファンだけでなく、オリジナルを知らない若年層も巻き込んで『トップガン』旋風を巻き起こしている。本物を追求したド迫力のアクションシーンをIMAX、4DX、screenXで何度も楽しむ熱狂的なリピーターも続出。Yahoo!映画では滅多に見られない4.7点という、観た人ほぼ全員が褒めちぎる絶賛級の嵐となっている。




「文句なしの大傑作。忘れかけていた“映画”でしっかり魅せてくれた」

「オープニングからいきなり36年前に戻してくれる。ここだけでもう100点」

「最高にエモい」

「トップガンのテーマ曲が流れるだけですんなり世界観に入っていけるのがもうすごくね?」

「史上最高のIMAX映画。劇場でかかっているうちに何度も観なきゃいけないと思った作品はいつぶりだろう」

「『トップガン』の精神を理解していない誰かにしょうもない続編やリメイクを作らせないように権利を絶対手放さなかったトムには感謝しかない」

「この余韻はおそらく過去最高だと思う」

「リアルに流れた時間がベストな形の続編、後日譚となって生まれた。最良の続編とはこういう作品のことを言う」

「CGだらけのアメコミ映画に飽きてきたので、これぞ映画!という1本と出会えた嬉しさは何ものにも代え難い」

「50代のオッサンだからとへこたれている場合じゃない。同じ人間とは思えないが(笑)、不思議とガンバルマン力をもらった」

「トップガンの“限界点”を超えて続編という殻を抜け出した先の狂気のクライマックスに観る者すべてが歓喜する。これぞリスペクト!という映画だった」

「マイルズ・テラー、グレン・パウエルの助演陣も最高にいい味を出してた。脇役がちゃんと光る映画に駄作なし」

「ジェニファー・コネリーって年取ってもなぜこんなに美しいのだろう」

「正直1作目は嫌い。アメリカ万歳の分かりやすいデートムービーなだけで余韻も何もなかった。しかし今回はちゃんとした物語がある。感情を揺さぶられた」

「時代に取り残されたもの=それはマーヴェリック(と重ねたトム・クルーズ本人)や錆び付いたF-14を鼻で笑う者に強烈なカウンターパンチを食らわせる反逆精神に満ちたアツすぎる傑作。スタローンがロッキーを復活させたように、トムはマーヴェリックを蘇らせた」

「マーヴェリックが30年以上も親友グースの死を乗り越えられていなかったと思うと目頭が熱くなった」

「訓練シーンと作戦シーンを緻密に描いているからこそクライマックスのバトルが俄然面白くなり活きてくる」

「トム・クルーズは映画に足を運ぶ客やファンが何を求めているのか一番理解している最高のクリエイターだ」

「ヴァル・キルマーが出ているシーンはずっと泣いていた。言葉にならなくても2人の友情と絆が伝わってくる最高の名場面」

「これもリアルに36年経ってるからこみ上げてくるものなんだろうか。マーヴェリックがもうトムクルーズのこれまでの人生のように思えてくる」

「前作のサントラが大好きなのでもう少しカッコイイ歌が欲しかった」

「エンディングロールにトニー・スコットへの哀悼の辞が写され、僕も黙祷した」

「天国のトニー・スコットも喜んでいるに違いない」

「トム・クルーズに100回ありがとうと言いたい」



 

 

 

 


 

 

先週のランキングでの初登場作品は『トップガン マーヴェリック』のみ。2位は『シン・ウルトラマン』で動員180万人、27億円を超えた。6月10日よりMX4D、4DX、ドルビーシネマでの上映も決定しており、まだまだ稼ぐ。そういえば前々週にランクインした『鋼の錬金術師 完結編 復讐者スカー』は初登場9位という苦しいスタートだったが、2週目では圏外に。約5年ぶりの続編で完結編2部作を連続公開するものだが、前作のキャスティング問題に端を発した不評の影響もあってか客足は鈍かった。10日間の累計興収2億円弱はかなり厳しい。「前作よりも面白くなっている」という好評も多いが、11億円しか稼げなかった作品の続編を2部作連続公開するという企画そのものを疑問視する声も。完結編の後編『最後の錬成』は6月24日公開。



その他の累計興収は、5月29日に劇場公開が終了した『劇場版 呪術廻戦 0』が動員980万人、興収137億5000万円(歴代14位)、『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』が83億4000万円、『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』が44億5000万円、『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』が20億2000万円、『映画クレヨンしんちゃん もののけニンジャ珍風伝』が18億1000万円、『劇場版 ラジエーションハウス』が8億7000万円、『五等分の花嫁』が8億2000万円、『死刑にいたる病』が7億2000万円、『流浪の月』が5億8000万円、『ホリック xxxHOLiC』が5億2000万円。