ソニー・ピクチャーズ、大忙し!「スパイダーマン・ユニバース」新作と人気作の続編製作発表! | ぶっちゃけシネマ人生一直線!❁

ソニー・ピクチャーズ、大忙し!「スパイダーマン・ユニバース」新作と人気作の続編製作発表!




米ラスベガスで開催中の「シネマコン」でソニー・ピクチャーズが今後のラインナップを発表した。まずはソニー=マーベル映画「ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース」の新作について・・・・。

エディとの凸凹コンビっぷり最高潮! 『ヴェノム3』製作決定!
『ヴェノム』シリーズ第3弾の製作が決まった。以前より準備が進められているという情報があったが正式な発表となった。1作目は全世界興収8億5600万ドル、2作目『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』は減収となったもののそれでも5億200万ドルのヒット。3作目も十分にヒットが狙えると踏んでいるようだ。主演はもちろんヴェノムのマブダチであるトム・ハーディだが、監督は発表されていない。2作目のメガホンを取ったアンディ・サーキスは3作目にも意欲を燃やしている。公開日などは未定。気になるのは、マルチバースの影響で一度はスパイダーマンのいる世界に呼び込まれてしまったヴェノム。MCUを“一旦”卒業したスパイダーマンとついにご対面か!?




ん!? スパイダーマンと闘った超人レスラーが主人公

「ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース」に新たに加わったのが、かなり異色なアメコミ映画になりそうな『エル・ムエルト』(El Muerto)。アメコミではスパイダーマンとリング上で闘ったこともある超人レスラー、ファン・カルロス・エストラーダ・サンチェス=エル・ムエルト。その秘められた超人的なパワーは代々受け継がれ、アンチヒーローではあるがスパイダーマンと手を組んで敵を倒したこともある。原作では数回しか登場したことがなく、コアなアメコミファンぐらいしか知られていないマイナーキャラで、なぜソニー・ピクチャーズが世間ではほぼ無名のヒーローを映画化の題材に選んだのかはナゾだ。主演はプエルトリコの人気ラッパー、バッド・バニーで、2021年4月にはプロレスデビュー済み。ソニー=マーベル映画では初のラテンヒーローの誕生となる。その前にもっと映画化するべきスパイダーマン・ユニバース・キャラが他にいると思うのだが、あえてエル・ムエルトと選んだのは何かしらの“勝算”がある・・・・・に違いない? 監督はこれから選定に入るとのこと。2024年1月12日米国公開予定。

 




他の「ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース」の進捗は?
製作が発表された『ヴェノム3』『エル・ムエルト』の前に2本のSSU映画が控えている。『モービウス』の次に公開されるSSU作品は、アーロン・テイラー=ジョンソン主演の『クレイヴン・ザ・ハンター』で2023年1月23日公開予定で製作中。ダコタ・ジョンソンが起用されたSSU初のスーパーヒロイン・アクション『マダム・ウェブ』が同年7月7日公開予定で待機している。

2023年1月23日 『クレイヴン・ザ・ハンター』
2023年7月7日   『マダム・ウェブ』
2024年1月12日 『エル・ムエルト』
公開日未定      『ヴェノム3』


加えて、続編を意識したポストクレジットシーンが付いていた『モービウス2』の行方も気になるところだが、全世界興収は1億5000万ドルをやっと超えたぐらい興行不振なため、続編が製作されるかは不明だ。一方、『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』で「マーベル・シネマティック・ユニバース」を一旦卒業したスパイダーマンだが、プロデューサーのエイミー・パスカルは「これがマーベル・スタジオとの最後の仕事ではない」とコメントしており、さらなる新3部作の準備を進めているという。SSUは最終的にスパイダーマンのヴィラン大集合映画『シニスター・シックス』に行き着くことになると見られているが、予定は未定のままだ。

 

 




アニメシリーズ『スパイダーバース』続編2作の進捗は?
ソニー・ピクチャーズのもう1本の注目といえばファンから絶賛された大ヒットアニメ『スパイダーマン:スパイダーバース』の2部作からなる続編。同イベントで発表された正式タイトルは、続編PART1が『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』(2作目)、続編PART2が『スパイダーマン:ビヨンド・ザ・スパイダーバース』(3作目)となる。『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』より先にマルチバースを取り入れ、さまざまなスパイダーマンが集合しファンを熱狂させた『スパイダーバース』だが、現時点で判明している続編情報は、物語は6つのユニバースで展開し、なんと240ものキャラクターが登場することと、前作には登場しなかった新たなスパイダーマンもお目見えすること。本来なら『アクロス・ザ・スパイダーバース』が今年10月7日に米国公開予定だったが、2023年6月2日に延期になった。『ビヨンド・ザ・スパイダーバース』は2024年3月29日米国公開予定となっている。


 

 


『ゴーストバスターズ/アフターライフ』続編、正式に始動!
こちらも公開直後から噂があった『ゴーストバスターズ/アフターライフ』の続編、つまり『ゴーストバスターズ4』の製作も正式発表された。メガホンを取ったジェイソン・ライトマンによると続編の構想は既にあるようで、ソニー・ピクチャーズと続編契約を結んでいた。プロデューサーとしてバックアップしてくれたシリーズの生みの親である父親アイヴァン・ライトマンは、『アフターライフ』公開直後に急逝。新作は2016年の女性リブート版も含む『ゴーストバスターズ』フランチャイズで初めてアイヴァンが関わらないシリーズとなり、息子の“独り立ち”作品となる。キャスティング、米国公開日は発表されていないが、フィン・ウォルフハード&マッケナ・グレイスの若手メンバーの続投はほぼ間違いなし、ビル・マーレイ、ダン・エイクロイド、アーニー・ハドソン、アニー・ポッツ、シガニー・ウィーバーらオリジナルメンバーの再登場も期待されており、新旧メンバーのコラボ・バスターズ結成が見られるかも。

またソニー・ピクチャーズは、デンゼル・ワシントン&アントワン・フークア監督の再々タッグによる『イコライザー3』の米国公開日が2023年9月1日に決まったことも発表している。